ここから本文です

ねらわれた学園 (2012)

監督
中村亮介
  • みたいムービー 44
  • みたログ 173

3.35 / 評価:127件

超能力を表現しているシーンはとてもきれい

  • mio***** さん
  • 2017年2月23日 22時26分
  • 閲覧数 776
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

キラキラ光って花びらがひらひらしているところがとてもきれいだったけれど、その印象が強すぎて内容が追いついてないイメージが強いです。登場人物の立ち位置も最後までわからず、主人公の代わりにヒロインが重症を負ったような印象を与えているにもかかわらず、人一倍元気な少女として描かれているというようなアンバランスさが目に付く。シーンと合わないセリフが多いので感情移入しにくい、演者による滑舌の悪さもストーリーを追うことを困難にしている。こういうSFは実力のある声優でも難しいのではないだろうか。

クライマックスも盛り上がりに欠けるような事件で、そんなに大騒ぎすることなのかと首をかしげるばかり。事件にするぐらいならもっと反対勢力との確執を強く描き緊張感を高めなければクライマックスの事件として成立しにくいだろう。

ほかにも未来から来た人間なのにもかかわらず過去の人間と相対しているという部分においても説明が不足している、主人公の祖父の時代と主人公が中学生になったときの時代に未来から過去へ来ているらしいが、どのような必要性があったのだろうか。

その未来の人間がなぜ月とつながるのか、その未来の人間が地球にいてはならないのか、そんなに時空を飛べるなら地球にいてはいけない時代ではなくいてもいい時代を見つけることはできるのではないだろうか。そもそもなぜ家族が四足歩行の動物になったのか、もしかして人間の形に変化しているだけなのだろうか?などなど内容の枝葉部分も根幹部分さえもまったく描かれていない。「心は通じ合えないけれど手をつなぐことはできる…」というセリフでクライマックスでもよいのではないだろうか。

まったく未来のことなど知らない主人公が、なぜ助けることができるのか。なぜ携帯をかければヒロインが思い出すと知っていたのだろうか。なぜ父親は自分の息子を助けずに主人公を助けたのか?最後の力を振り絞るなら血のつながった息子を助けるのではないだろうか、未来から過去へ来て集団洗脳をかけていたぐらいなのに、なぜそこで諦めたのか、黒幕に博士というものがいるらしいがどうなったのか、そういう疑問はすべて放置されている。もちろん原作とかけ離れている内容なので本編と照らし合わせることもかなわない。

「この映画の意図がわからない」といわれると制作者側は「視聴者によって答えが違う」だの「視聴者に考えてもらうため」などとよくいうが最低限の表現もないのに考えてもらうもないものだ。言わずもがなというのはある程度、誰もが納得するような答えを開示しているからこそ言えるもので、何もないところから答えは導き出せない。

『CASSHERN』と似て監督だけが突っ走しり、その他のスタッフや観客は置いてけぼりになっている典型の作品だろう。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • ファンタジー
  • 不思議
  • パニック
  • 絶望的
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ