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PIECE ~記憶の欠片~
2012年9月1日公開

PIECE ~記憶の欠片~

- 2012年9月1日公開

福岡のゼロ

4.0

ヒーロー卒業生の受け皿…

特撮作品はある意味スポーツ界に似ている。 スポーツ界では、トップの人気選手達の未来はある程度明るい。 解説者や監督やコーチ、タレントになる選手も少なくない。 しかし多くの選手は、現役を終えた後の保証はない。 特撮の世界も同じような環境にある…。 基本1年間で撮影され、途中映画化もあり大いに盛り上がるが、 本放送が終了すると、あっという間に忘れ去られてしまう。 次の新しいドラマに出演したくても、 ヒーロー物のイメージが強すぎて制作側は使いづらい…。 バラエティーに呼ばれても、芸人ほど話がうまい訳でもない。 次回がなかなか続かない… そんな卒業後に何も保証がなかった彼らの受け皿… それが 『TOEI HERO NEXT』 だと思う。 第一弾…PIECE~記憶の欠片~ アンノウンによる不可能殺人のような石化死亡事件。 現場で目撃された謎の女を追う二人の男…智紀と零。 智紀は彼女が目の前で石化死亡し、彼も記憶の一部を失う。 零はある1つのキーワードを5人が共有する多重人格者。 石化死亡事件、謎の白い服の美女、警察と公安、『PIECE』。 2人の主人公は大きな謎の渦にのみこまれていく…。   ストーリーは仮面ライダーの頃よりずっと大人向け。 石化シーンのCGも丁寧で、ある意味美しくすらある…。 このシリーズの事を初めて聞いたときは、 仮面ライダーの廉価版になりそうな予感がしましたが、 いやいや…なかなか良質な作品になったと思います。 元オーズの渡部くんに慣れるまで30分掛かりましたが、 鑑賞後は渡部くんで大正解だったと思えるほど良い演技でした。 元アンクの三浦くんは、今回さらに複雑なキャラに挑戦して、 一瞬で入れ替わる5人の人格を見事に演じきり拍手喝采です。 仮面ライダーのような派手な演出はありませんが、 大人っぽいダークな感じと、単純だけど複雑な関係図…大好物です。 この世界観をヒーロー作品と感じるか否かは…あなた次第。 次回作の主役は誰なのか…期待あげ星4つ。

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