作品レビュー(33件)
- まめた
3.0点
ネタバレ犬好きにはちょっとしんどい
このレビューにはネタバレが含まれています。 - あーるびー
3.0点
作者が日本人だからだろうが、ここまで邦画っぽくしなくても良い。 特に警察内部の人間関係。こういうわかりやすいゴタゴタ、邦画には必ずあるよね。 もう少し韓国らしさだしてもよかったんじゃない? それにしてもわんちゃんが可愛いくて、それがこの作品の救い。
- ma8********
4.0点
疾風が愛おしすぎて星4つ。 もう涙が止まらない。
- slg
2.0点
ネタバレ日本の原作ぽい映画
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ぱぺこ
5.0点
最高でした! アマゾンプライムで無料視聴しました。 当たり映画でした。
- ron********
3.0点
心にズシンと残る傑作が多い印象の韓国産推理サスペンスとしては、割と普通というか大人しい印象を受けました。 特に物語として破綻しているとか、見るべきところがないとか言うわけではないですが全体的に「アクがない」というか、綺麗にまとまり過ぎている印象。 原作が日本の作品だからか(?)日本のTVドラマに近いような感じを受けました。 まあ原作も日本版ドラマも未見なので比較は出来ませんが。 動物好きとしては狼犬チルプンが辿る運命にグッと来なかったといえば嘘になりますが、なんだかそこまでの持って行き方が若干強引にも感じたり…。 ちょっとした動物もの感動要素を織り交ぜた普通の刑事物という感想ですかね。
- bat********
3.0点
ネタバレ犬狼チルプンの眼差しが哀しすぎる
このレビューにはネタバレが含まれています。 - bas********
2.0点
原作が乃南アサによる日本の小説とは露知らず。 本作の導入はめちゃくちゃ良い。 突然発火する男、謎の噛み傷、猟奇的な殺人を想起させる 抜群の導入を見せるものの如何せんその後が急失速。 ものすごくありきたりかつセンチメンタルに流れすぎな 語り口で凡庸というほかない。 ソンガンホの演技は良いのだが イナヨン演じる女新米刑事が結構良い。 日本以上に男社会が強い韓国警察で 必死に男社会に食らいつこうとしてでも追いつけない感。 アクションも割と頑張っていたし そこだけは加点材料としたい。
- oce********
3.0点
男性が車内で炎上する事件が発生。 事件を捜査するサンギル刑事は相棒として、女性のウニョンと組まされる。 日本の原作がモデルというのは全く知らずに、ソン・ガンホ主演という事で見た。 でも映画では新任の女性が主役。 いかにも男性社会な中で、つまはじきにされる。 あからさまな差別をされるも、事件の真相に近づいていく。 普通こういう場合周りの刑事たちが認めるという描写がありそうだが、それがないことを考えると、カタルシスを求める映画ではない。 事件の後味も苦い感触が残る物語だった。
- 裕
4.0点
ネタバレ涙が止まらない…
このレビューにはネタバレが含まれています。 - fg9********
3.0点
…あらすじは、解説のとおり。 原作は、乃南アサの直木賞受賞作らしいが未読。 また、日本ではドラマ化もされたようだが、テレビは見ないので未見。 最近、韓国の監督さんは日本の小説を積極的に映画化していて感心する。 内容は、車中にいた人間が発火するという事件が起きて、その原因はベルトのバックルの発火装置によるものと判明したが、死体には獣に咬まれた痕跡もあった。 それらの事件をソン・ガンホとイ・ナヨンの新米女性刑事が追究してゆくストーリー。 このイ・ナヨンという女優さんは正統派の美人で見飽きない。 話が横道に逸れたが、そこに狼と犬との混血の「狼犬」に噛み殺された事件が相次ぎ、その背景には、「狼犬」を訓練した男と、その娘の悲惨な過去が絡んでくる。 この訓練された「狼犬」に善悪の見境などある筈がなく、ある人間を殺すべく訓練され、主人に忠実に殺しているだけなのだ。 最初はただ恐ろしいだけの「狼犬」だったが、裏事情を知ってしまうと、なんとも哀れと感じ入る、観て損はない程度の作品には仕上がっていた。 原作は、もっと面白いだろうなぁ…。
- bondroid
2.0点
ネタバレ驕り高ぶり
このレビューにはネタバレが含まれています。 - qua********
4.0点
まあ、生真面目な人には救いようのない映画なのかもしれないけど、狼犬を殺人の道具として利用しての犯人の復讐劇はアイデアや発想に新鮮味があって良いね。 まあ、殺人狼犬ではあるが、この狼犬チルプンの切なくも哀しい表情や眼差しが観ているこちら側の目に妙に焼き付いてしまってね。 犬派の自分には尚更かな。 役者の話をすると、 ソン・ガンホは相変わらず良い味出してますねぇ。 この人って、どんな役柄を演じても引き立つよね。 時代劇にしても刑事役にしても。 ホンマに関心するわ。 韓国の俳優さんの中では、ソン・ガンホが一番好きかな。 勿論、本作の立役者は女優のイ・ナヨンと狼犬なんだけどね。 で、韓国映画らしい人間描写やエピソードが凝縮されていて、完成度が高いと思う。
- kit********
4.0点
映画では相変わらず韓国警察のダメぶりが描かれて、組織からはみ出されてるソンガンホと女性刑事の活躍で事件を解決していくのだけど、ストーリーはやや展開は読めるから逆に安心して見れたかもしれません。原作が日本だけあって強烈な悪や理不尽ぶりが他の韓国映画に比べて少し軽かったけど、そこはソンガンホの魅力で凄く楽しめました。しかしこの女性刑事は韓国ドラマの逃亡者planBでも感じましたが、柴咲コウにしか見えないです(笑)
- kab********
4.0点
前半はサンギルが冴えなさすぎてウニョンも暗かったので2人のやりとりを見ていても余り面白く感じなかったのですが、事件が動き出してからはだんだんと面白くなり引きこまれて行きました。 チルプンがとてもかわいかったです!
- aok********
4.0点
原作は乃南アサの直木賞作品である。 既に2001年に天海姉さん、2010年に木村佳乃主演でTVドラマ化されているとの事。 私はどちらも未見。 だが、おそらくこの韓国映画が一番の出来栄えと思われる。 まあお互い、色々ありますが(そこはおいといて) 韓国作品の、他国の物語を巧くつくり変える技術は認められると思います。 (その元ネタを知らず、自国が元祖だと言い切る勘違いも多く認められますが……) この映画は84分です。 しかし、まったくその短さを感じませんでした 退屈で長く感じたんじゃありません。無駄がないのです。 この3、4日前に天地明察を観たのですが、そちらは2時間半。 でも、そちらも時間の長さを感じなかったのです。 要するに、映画には、その原作に適した演出であれば、 それに適応した尺が定まるという事なんですよね。 自主制作かよってな駄作にありがちな、監督いわく「自然な雰囲気」という名の 無駄なシーン伸ばしが、どちらにもない。 導入部は、謎の人体発火事件ですが、 狼犬が人を襲うという話なわけです。なんで襲うかっていう話。 でね、走るの遅いんじゃないと私は思いますよ。 彼は、彼女を導いているんですよ。 だから、一定の距離なんです。 ネタバレになるので、明言は避けておきます。 ここ、どう捉えるかで、感想変わってくるのだと思います。 昨今日本では、ただ犬を出してヒトと交流させて そんで泣かすってだけの、 よく意味のわからない焼き直し内容の犬物語が多すぎる気がするのは私だけ? 結局はものすごくハードなそれなんですけど、 それは犬じゃなくて野生の狼だからって事じゃなく、 可愛いから、なついたからじゃないってだけじゃない「絆と心」がテーマです。 動物だったら何でも泣くわけじゃねえよってな私が 切なくて泣けました。 そういう話です。 地味で目立たない映画だけど、私の心には残りました。
- いやよセブン
4.0点
乃南アサの原作はとても面白く、ラストの狼のごとき疾走感が文章から感じられました。 この映画は、キャラ設定を変えてあるが、とても面白く出来ている。 主役の女性刑事のイ・ナヨンは、男性社会の警察で生き抜くバツイチ女刑事にしては、美しすぎて生活観が不足気味。 相方の刑事は一気に若返り、ソン・ガンホが演じ、出世コースから取り残された焦りがよく出ている。 終盤、大都会をバイクで走るシーンは少し迫力不足で、もっと女性刑事のやりきれなさを出して欲しかった。
- kyu********
5.0点
男社会に一人放り込まれた異物としての女。 類型的になりがちな設定を、類型的にならずに描くのは難しい。 しかし本作は、イ・ナヨンという女優を起用したことによって、 異物としての女が居場所を確保するための孤独な闘いを、 リアルに描写することに成功している。 「結婚しているのか」「子供はいるのか」というぶしつけなで場違いな質問に対し、 「離婚しました」「いません」と事実だけを短く無表情に答える。 夫に「家にいてほしい」と言われた短い回想シーンの挿入。 彼女の無表情は、無感情ではない。 男社会から容赦なく向けられる先入観へ対抗するための鎧だ。 「女は危ないから車内で待ってろ」と捜査から排除されそうになった彼女。 無理して捕り物劇に参加し、逃亡する犯人の一人に食らいつくも、 女ゆえの非力さを見透かされて逆襲され、倒され逃げられてしまう。 「だから女は使えないんだ」という無言の声にうちのめされるように、 路上に倒れこむ彼女の屈辱感に満ちた表情。 日本では天海祐希主演、木村佳乃主演で、過去2度ドラマ化されているようだが、 その出来は不評だ。分かるような気がする。 天海祐希なら簡単に男を従えてしまいそうだし、 木村佳乃ならウエットな女になりすぎる。 ユ・ハ監督は当初ハ・ジウォンの起用を考えていたようだが、 ハ・ジウォンならアクションはできても庶民的に寄ってしまう。 イ・ナヨンこそ、本作のヒロインを演じられる女優だ。 170?を超える長身は、男から見た可愛げのなさを体現し、 クールビューティーな顔立ちは、安易な接近を許さぬ孤高さを体現している。 その彼女が、ライダースーツに身を包み、夜の闇を疾走する。 殺人犬として育てられた狼犬、疾風(チルプン)を追うために。 チルプンとともに小屋に閉じ込められた彼女。 既に二人をかみ殺している殺人犬。彼女は脅えて銃を向ける。 「命令がなければ殺さない」という言葉を信頼できずに。 続いて別の男に放火される。逃げ場のない彼女は絶体絶命。 そこでチルプンは彼女を誘うようなそぶりを見せるのだ。 抜け道にたどりついて脱出に成功した彼女。 …殺人犬に助けられた命。 “愛情を持って家族同様に育てないと調教はできない” そんな風に接してくれた調教師を失ったチルプンは、 教えてもらった通り、殺人へ向けて疾走する。 忠実で無垢なチルプンの孤独と、正論を吐いても受け入れられない女刑事の孤独。 夜の闇の中で、ふたつの孤独が溶け合う。 ふたつの魂が通じあった瞬間は確かにあった。 でも、それは刹那の救いにすぎないのか。 悲劇の予感が迫り、涙ボロボロでスクリーンが見えなくなる。 ラストはとても苦い。 同じ事件に功労のあったふたりの明暗が分かれる。 でも、それこそが現実だ。 これだけの完成度を見せてくれれば、原作の乃南アサも本望だろう。
- shi********
4.0点
原作は日本の乃南アサだが韓国映画。 原作未読、過去に日本ではドラマ化されているが未見。 人体がいきなり発火する焼死事件が発生。 ベルトのバックルの発火装置によるものとすぐに判明するが、遺体には獣に咬まれた痕跡もあった。 ちなみにその後も狼犬による事件が発生するが、発火装置による事件は起こらない。 被害者たちの線を辿ると、少女売春の闇が浮かび上がる。 ソン・ガンホが演じるのは仲間から少々はみ出した刑事・サンギル。 こういう役が実によく似合う。 出世を熱望しているが、世渡りが不器用なのか、なかなか出世できない。 その焦りが独自の行動に走らせ、結果またも仲間との確執を生む。 イ・ナヨンが演じるのは刑事としては新米の女性・ウニョン。 情報を上に上げないサンギルに反発もするが、自らも経験不足を露呈させる浅はかな態度や行動を取るところもある。 どちらも完璧ではなく、人間的ではある人間像だが、少々イラっとくる部分があるのも正直なところ。 少なくともどちらも部下には持ちたくないタイプだ。 本作の主人公とも言える存在が犬と狼の混血である狼犬である。 もちろん善悪という観念は持ち合わせていない。 だたひたすら命令通りに動き、人間を咬み殺す。 そこまで訓練するのは並大抵のことではない。 殺人という陰惨な目的のためだが、絶対の信頼と忠誠を刷り込ませるために、真心と愛情を注ぐという皮肉。 その哀しき執念が、罪なきはずの狼犬の牙に宿る。 人を咬み殺す凶暴な獣と化すが、哀しみと気高さを感じさせる狼犬の瞳が印象的だった。 世間は狼犬の出現に騒然としているにもかかわらず、街中を疾走し、なお捕まらないというところや、終盤の刑事たちの行動など、腑に落ちないところやストーリーの強引さもあるのだが、警察ドラマとしての見応えは十分。 日本の小説が原作であるが、韓国での映画化は正解だろう。 日本映画ならこうはできないだろうと思わせる、韓国映画らしい真剣な姿勢が随所に見られる作品である。
- pog********
2.0点
主演のお二人はいずれも良かったのですが、犬がかわいすぎて怖さがないです。