雲を抜けた月のように
作品レビュー(2件)
- ddd********
1.0点
大雨洪水警報のまま
- d_f********
3.0点
韓国映画は詳しくありませんが、思いがけず見た割には楽しめました。 笑いあり、シリアスあり、アクションあり、テーマあり 観る方のテンションを緩ませてから締めるというのは定番の手法ですが 非常に効果的でした。短時間でも師弟の繋がりが感じれるようになれば 終盤は楽しめるでしょう。 しかして毎回気になるのは、共通の敵が「倭寇」だと言うこと。 まぁ過去の事柄をどう捉えるのもそれぞれの立場なのですが、 強大なアメリカに攻め入るのは宇宙人くらいなもんだ、というくらい 定番すぎて正直見飽きた感が否めません。 歴史的なバックボーンとしてどうしても必要なのであれば、もう少し 倭寇側に描写を割くべきですが、そうは見えません。 とりあえず日本を敵役にしておけば最低限の数字は取れる、というような 安易な考えであれば改めて欲しいなとも思います。 定番は悪く言えば思考の停止。2者の折り合いをつけつつ進化させて 行くのがクリエイター全般の命題ではないでしょうか。 まぁ反韓とか反日とかそういった流れとはまた別の話でね。 ただこの作品のテーマからすると、戦争を引きずる一部の方々の所業は 否定されてしかるべきなんじゃないかなぁ、って思うんですけども。
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