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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q (2012)

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2.90 / 評価:3,576件

新しい世界

  • jwc***** さん
  • 2019年8月20日 17時12分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

公開当時エヴァ好きの友人がものすごくプリプリしていたのを今さら思い出しました。

トイストーリー4しかり、世界観や主人公の立場が劇的に変化する続編というのは日本では大きく嫌われる傾向にあると思います。

エヴァンゲリオンは劇場版含めて全話観ていましたし、かなりハマっていた時期もありますが、僕自身はそこまでこの作品に対する思い入れが多いわけではないため、この展開に対しても比較的に肯定的になれました。


基本的に新劇場版で初めから違和感を感じていて、序公開時点で10年以上前の作品を世界観やキャラのデザインそのままで新しい映像として作るというのはかなり歪なのではないかという懸念がありました。

昔ながらのファンとしては変わらない世界観を新しく(かつ高品質な)作画でリメイクしてくれるというのは嬉しいのか、事実 破のラストまでは細部の違いはあれどほとんど原作をなぞる形で展開されていき、そのいずれも比較的 寛容に受け入れられていた記憶があります。

ただ、エヴァを観ていましたがそこまで強い執着のなかった自分から見ると、葛城ミサトなど主要キャラクターのデザインや台詞回しの古さがどうしても気になってしまうのが否めず、明らかに映像や演出の新しさに対してキャラデザインが追いついていないなというのが正直な感想としてありました。

ですので、この作品での世界観の一新や、登場人物の性格含めた大幅な変更は、メタ的な視点ではかなり納得できるのものに感じられました。

これは恐らくほとんどのファンが耐えられないだろうなぁと思いながらも、むしろ好ましく感じられたのはやはり エヴァンゲリオン『新』劇場版という映画シリーズのタイトルが要因でしょう。

昔のキャラをそのまま使って、昔の使徒をそこそこにリメイクして、昔の展開をちょっとだけ変える。

変化を少なくして、従来のファンのウケを狙う。手堅く劇場版を成功させる上でこれほど都合の良いやり方もありません。

事実、その映像や音楽の水準はアニメ映画の中でも群を抜くもので、人気のエヴァシリーズということもあって、それだけでも十二分に成功を収められるものだろうということは誰にでもわかります。


そういう意味でこの作品はエヴァらしいというか、鑑賞者が求めてやまないものをあえて提供せず、あくまで難解な世界観を更に上書きするという展開に出ました。

昔から考察を繰り返し、色々と意見を交換しあって真面目に謎を理解しようとしていた人からすれば、ちゃぶ台をひっくり返されたような気分になり感情的に否定したくなるかもしれませんが、元々エヴァンゲリオンという作品群は良くも悪くも制作側の身勝手さが視聴者の心を掴んできたシリーズだと思っています。

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