2012年8月25日公開

メリエスの素晴らしき映画魔術

LE VOYAGE EXTRAORDINAIRE

632012年8月25日公開
メリエスの素晴らしき映画魔術
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(15件)


  • a24********

    5.0

    『月世界旅行』とセットで見て欲しい

    出演している映画人たちのメリエスに対する敬慕の念が伝わってくるのと同時に、映画の歴史もわずかながら知ることができ、見て良かったと思える作品である。 欲を言えば、メリエスの存在を再び知らせるきっかけとなった『ヒューゴの不思議な発明』の監督で、映画の保存活動に尽力しているマーティン・スコセッシへのインタビューも欲しかった。 (追記:エンドクレジットでSpecial Thanksとしてトム・ハンクスと共にマーティン・スコセッシの名前があったので、本作に何かしら協力しているようだ。) 『月世界旅行』の修復作業に携わった方々に、一映画ファンとして敬意を表したい。

  • 柚子

    4.0

    偉大な業績

    メリエスの『月世界旅行』の、復元 気が遠くなりそうな、緻密な作業  努力の賜物 それを見せて頂ける喜び 感謝 昔のカラーって、フィルムの塗り絵 それもまた、気が遠くなりそう(^-^;

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ映画は誕生直後から既にカラーだったんだ!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ryt********

    5.0

    ネタバレ名作復活

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • pir********

    3.0

    プロジェクト・メリエス!

    「ヒューゴの不思議な発明」でメリエスの事を知り、鑑賞。よくお月様に顔が描いてあるイメージを目にしますが、ここが原点かも? ジョルジュ・メリエスの生い立ちや作品の断片に載せて、世紀末〜20世紀始めのロンドン、映画の黎明期を知る事ができるドキュメンタリー。そして最後に復元された「月世界旅行」を楽しめるといった趣の一本になっています。月世界旅行といえば?って感じでトム・ハンクスなんかも出てますよ。 ボロボロになった彩色版「月世界旅行」をいくつかの白黒版フィルムから上映できる状態まで復元する過程が、気の遠くなるような作業で、すごい! 素晴らしい芸術は忘れ去られても語り継がれるのだという事を実感しました。 ●以下、ちょっとネタバレ…?かな? OKな人だけどうぞ↓ 復元された「月世界旅行」、画面はレトロでノスタルジックで味があり、とてもよかった!復元された方々の苦労や映画の歴史への感慨深さもあいまって、じんわり感動しました。 しかし…音楽が…なぜかどう聞いても現代に撮りおろした音源なんです。しかも中途半端に古くさいサイケデリックなロック。なんでやねん!ムードと合っていませんでした。サイレントって、音付けるなら、シンプルなピアノとかじゃないの?音源も当時の雰囲気を復元しようってなんなかったんかーい

  • uso********

    3.0

    「ヒューゴの不思議な発明」好きな方は必見

    「ヒューゴの不思議な発明」を見て、この映画を知りました。 メリエスの映画に捧げた生涯と、彼の独創的な撮影技法や人柄に触れるのみでなく、後の映画に与える多くの方向性を示してあります。 彼が今日の映画を生み出したと言っても過言ではないでしょう。

  • d_h********

    4.0

    ネタバレメリエスに捧げられたドキュメンタリー

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • ara********

    4.0

    ネタバレ改めて芸術家に感動

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • qaz********

    5.0

    傑作作品

    本作は「月世界旅行」の作者の知られざる生涯と「月世界旅行」の修復を描いていま

  • 一人旅

    4.0

    映画ファンなら必見のドキュメンタリー

    『月世界旅行』と同じDVDに収録されている。ジョルジュ・メリエスの生涯と月世界旅行のフィルムの修復作業を綴ったドキュメンタリー。月世界旅行も泣けるけど、このドキュメンタリーも泣ける。90年代にスペインで見つかった着色版月世界旅行のフィルム。ここから途方もない修復作業が始まる。べったりくっついて剥がれないフィルムを、下から蒸気を長期間当て続け徐々に剥がしていく。そして抜けてしまっているカットをモノクロ版と照らし合わせて探し出す。バラバラに分解してしまったカットも、ジグソーパズルのようにつなぎ合わせていく。正直、修復して商品化にこぎつけても絶対採算なんて取れないと思う。映画業界に携わる人々の意地と熱意、そしてメリエスへの敬意があってこそ、完全修復が実現したのだと思う。ちなみに、先にドキュメンタリーを観るのがオススメ。月世界旅行本編の注目すべきシーンをあらかじめ知ることができるし、何より修復してくれた多くの方々の苦労を想像しながら観ると感動も大きい。

  • lal********

    4.0

    メリエス

    商業映画黎明期の重要人物としてリュミエール兄弟はとても有名なのにそれに比べてメリエスの知名度は低いです。 でも、リュミエール兄弟はスジのないニュース映像的な作品だったわけだけですが、一方メリエスは現在の映画に直結するスジのある映画を量産したのでメリエスの方がリスペクトされてしかるべき。 この映画も、リュミエールから時代をすすめつつ、現在の監督(ジュネとかミシェル・ゴンドリーとか)のメリエスに対する尊敬のコメントをインサートする構成。そしてメリエス自身の人生の栄枯盛衰を教えてくれていました。 メリエスは、自身の会社が倒産を機にフィルムのほとんどを燃やしてしまったそうです。 「月世界旅行」もほとんど現存せず。せっかく見つけ出したフィルムも状態が悪く修復に20年かかったらしいです。 断捨離なんていうのがありますが、自分がその時重要に思ってなくても、後に貴重なものになったり後悔したりするので足の踏み場があるうちはできるだけ捨てない生活の方が美しいと思えました(肝心なのは捨てる時の決断でなく手に入れる時の決断)。 メリエスがやらなくても誰かがやってたことだとは思いますが開拓者はいつも偉大だなと思いました。 リアルタイムで開拓者を発見できる感性を磨いていきたいなと思いました。

  • mus********

    4.0

    あなたは映画の歴史を目撃する

     ジョルジュ・メリエスという人は、人類史上初めて、世界的大ヒット映画を創った人とされている。 ご承知の通り、映画はリュミエール兄弟が発明した。 当時の人々はその「動く写真」の臨場感にビックリ仰天したのである。まあ、現代で言えば、あの3D傑作映画「アバター」以上の驚きだったのだろう。 そして、当時の人はこの「動く写真」が見せ物興行として成功すると踏んだ。 そう、まだ映画は、アートでも一流のエンターテイメントでもなく、それこそ遊園地のお化け屋敷のような「単なる見せ物」だったのだ。 それを「映画作品」と呼べるものにまでレベルを引き揚げたのがメリエスという人である。 このドキュメンタリーは奇術師でもあったメリエスの人柄や、再発見されたメリエスの「月世界旅行」の復元の様子が克明に記録されている。  僕が印象に残ったのは、メリエスの作品には、すでに丁寧な舞台装置や装飾がなされている事だ。それらのデザインもメリエス自身がアイデアを練ったものらしい。 当時まだ、映画の脚本は存在しなかったようだが、それでもメリエスは、映画の演出、構成、美術、衣装デザインまで、一人何役もこなしたのである。  また、メリエスは世界初の映画スタジオまで建ててしまった。更には100人を超える従業員を雇ったのである。なぜ、そんなにたくさんの従業員を雇ったのか? それは映画フィルムの一コマ一コマに彩色を施すためだった。 なんとメリエスは百年以上前に、世界初の「カラー映画」を創っていたのである。  そんな彼の彩色済みのフィルムが偶然にも発見された。  映画のフィルムは湿気などを嫌う。それが100年も経っていると、ほとんどはフィルム同士が溶けたロウソクのようになりくっついてしまう。幸いにもメリエスのフィルムはそこまで損傷はひどくなかった。丹念な修復作業の結果、100年前の色彩が21世紀の現代に見事に蘇ったのである。 メリエス個人は、映画で大成功を収めた。映画業界の会長職なども歴任したようだ。 しかし、大衆の心は移ろいやすい。 彼の後からどんどん優れた映画作家が生まれた。 グリフィス、エイゼンシュテイン、そしてチャップリン。 まさに映画はひとつの芸術というジャンルを確立してゆく。 そんななか、メリエスの映画はまだ、見せ物の感覚が残っていた。既に時代に取り残されようとしていた。 やがて映画に大革命が起きる。 「トーキー」である。映画に音が付いたのだ。 その大きな時代の波を乗り越えられたのは、チャプリンの様な一握りの天才だけだった。 さすがのメリエスもこの時代の波にはひとたまりもなかった。 やがてメリエスは没落し、破産する。 晩年は子供相手に小さなオモチャ屋を営んで余生を送った。 このあたりはメリエスへのオマージュをこめて、マーティン・スコッセッシ監督がつくった「ヒューゴの不思議な発明」に詳しく描かれている。 人の世の無常を絵に描いた様な人生を送った、ジョルジュ・メリエス。彼が生きた時代の実写映像が、ふんだんに盛り込まれたこのドキュメンタリー作品。他にも、メリエスに敬愛の念をこめて、あのトム・ハンクスや「アメリ」のジャン=ピエール・ジュネ監督等がインタビューに応えている。 20世紀は正にリュミエール兄弟や、メリエス達の映像によって時代の幕が開いた。そこから百年経った21世紀。僕たちはメリエスの偉業を、その時代をスクリーンで目撃する事が出来る。 あと100年先。22世紀の人々は、いったい何を観ている事だろう? そんな思いがふとよぎる。 そして僕たちは問いかける。 100年先まで残る映画作品は今、生まれているのだろうか?

  • いやよセブン

    3.0

    月の目に突き刺さったロケット

    フランスの国宝級遺産であるメリエスの「月世界旅行」のフィルム、特に着色カラーフィルムの発見と修復、デジタル技術による再生を描くドキュメンタリー。 映画が発明され、いち早くその“いかがわしさ”に気付き、奇術師としての新しい出し物に取り組み、一時は大成功を収めたメリエス。 しかし、トーキーの登場で、観客が“リアリティらしさ”を求めるようになり、一気に衰退する。 残されたセルロイド製のフィルムは保存性が悪く、見つかっても修復困難なものが多かった。 これを修復したのは執念ともいえる使命感があったからだと思う。 日本のフィルムはどうなんだろう?

  • WONKAVATOR

    4.0

    まさに世界遺産発掘現場レベルの修復作業

    映画というものの本質に触れるが如く、メリエスを、そしてメリエス作品の復元を試みる人々を追ったドキュメンタリー。 マジシャンが映像制作という形で制作した言わばハイブリッドによって産み出されたSF映画、特撮の原点。 そうした映画の原点と、想像力の重要性と,映画と先代の残した遺産への愛とも言える情熱を再認識させてくれるという意味に於いて本作は評価出来る。 映像修復作業は、まさに世界遺産発掘現場のそれと同等。

  • ymo********

    4.0

    楽しい空想の世界

    映画の創生期に活躍して魔術師と呼ばれたジョルジュ・メリエスのドキュメンタリー作品です。 マジシャンでもあったメリエスの作品は奇想天外であり、多くの人を魅了しました。 映像は、そんな彼の作品の特徴に加えてメリエス自身の成功と挫折の物語とスペインで発見されたメリエスの代表作である彩色版「月世界旅行」の復元作業を追います。 ”安いなりに陳腐な内容” 映画の創生期にメリエスは異彩を放ちます。 ”何よりもまず人を楽しませること” これこそがメリエス作品共通のテーマなのでしょう。 ”史上初のSFXを次々と開発した” ”先駆者” ”創意工夫こそがメリエスの真骨頂だ” ”頭の中にあるイメージを映像にした” ”空想世界を創り上げる” トム・ハンクスやジャン=ピエール・ジュネ監督はメリエスの独創性を讃えます。しかし・・・。 ”量が質に追いつかなかったのです” ”現実が空想を追い越していきます” 移り気な大衆はメリエス作品に飽きてしまいます。そして、メリエスは・・・。 一方、修復作業は困難を極めます。 ”その時代に引き戻される感覚だ” 残されたフィルムには挑むだけの価値があります。 ”少しぐらい、傷や欠点があったほうがいい” これは、復元したフィルムに対する言葉ですが、あたかもメリエスに向けられた言葉のようにも感じます。 ”楽しい空想の世界”が蘇ります。

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