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3.0点
…あらすじは、解説のとおり。 エドガー・アラン・ポーというと、チャップリンとヒトラーを足して二で割ったような風貌しか思い描けなかったので、ジョン・キューザックが演じることに違和感を覚えたが、物語の面白さにそんなことは忘れて観続ける。 内容は、ある殺人事件を担当することになった刑事(ルーク・エヴァンス)が、事件の内容がポーの作品に似ていることに気付き、ポーの協力を得て事件を解明していく話し。 『モルグ街の殺人』、『アモンティリアードの樽』などが模倣されるが、『落とし穴と振り子』の模倣では、丸で『ソウ・シーリーズ』を見ているような怖さがあった。 結末は、こんな身近なところに殺人鬼が……という呆気なさはあったが、なかなか愉しめた。 『三銃士/王妃の首飾りとダ・ヴィンチの飛行船』を観たときにはそれほど感じなかったが、本作でのルーク・エヴァンスは凛とした男らしさが際立っていた。
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