2012年11月10日公開

Playback

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Playback
3.1

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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(10件)


  • des********

    3.0

    一度の鑑賞ではストーリーを理解できない

    川崎市市民ミュージアムのATG特集で2015/11/08に鑑賞。 主人公のハジが久しぶりに突然訪れてきたボンに誘われて地元へ移動する間に眠ってしまい、過去へタイムスリップ(Playback)する。2回Playbackするのだが、一回目にはいたボンが2回目には登場しない。それの意味がよくわからなかった。湖での釣りの事件がキーワードっぽいが。ハジのお母さんも2回目は出ない。ハジのお母さんと奥さんを同じ人が演じている。これも何か意味がありそう。 モンジ役の渋川清彦さんの飄々とした演技は良かったですね。 もう一回確認のために観たいのですが、この作品はDVDを出していないんですね。機会があったら観ようと思いますが、いつになるやら。その頃には一回目に観た内容を忘れていそう。内容を確認して拍子抜けなんてことないですよね?w

  • ********

    4.0

    閉じ込められた世界で

    2012年。三宅唱監督。仕事に打ち込めない俳優の男は、ある日体調を崩す。目を覚ますと、妻が出ていき、仕事はさらにうまくいかない。そこへ地元の友人が訪ねてきて、故郷での別の友人の結婚式へと向かう。高校時代をリアルに想起しつつ式を終えるが、再び目覚めると、似たような事態が再び繰り返されて、、という話。 夢と幻想を交えたループもの。出口のない現実にリアリティを感じられず、ずるずるとただ生きているだけの男が、過去をたどり直して立ち直ることができるか。記憶のなかに自らの主体性を求めていくのですが、本当の記憶かどうかは最後までわからない。しかし、そこに仲間たちが現れて、一緒にがんばっていこうと、ということになっている。 似たようなことが起こる夢と幻想と現実を繰り返しながら、なかば閉じ込められた世界で、少しずつ異なる出来事を描く繊細な手つき。特に、最初の夢(幻想)のなかにいた友人がでてこなくなると、とたんに主人公の欲望があらわになるようです。

  • kun********

    5.0

    反復とズレの時空間

    面白い映画が現れた。札幌北高出身の新人映画監督、三宅唱。各方面で絶賛されている映画だが、なるほど一筋縄ではいかないで手ごわい映画だ。黒沢清の新作『リアル』もまた何度も観たくなる境界があいまいになる複雑な映画だが、この『Playback』もまた何度も観たくなる時間と空間の反復とズレの映画だ。観ていると混乱する。 時間がまず一つの流れではないのだ。いわゆるタイムスリップものではあるのだが、何度も繰り返される同じようなシーンは微妙にズレていく。人物は同じ男女たちが出て来るのに、時間が違う。人物もちょっと違う。何が現実で何が回想で、何が妄想なのかよくわからない。生きている者と死んでいる者も交錯する。東日本大震災も映画の撮影に影響を与えているらしく、地面が陥没している道が何度も出てくる。そこをスケートボードで通り過ぎる少年、そして俳優ハジ(村上淳)。あるいは村のスケートボーダーたち。あのスケートボーダーたちは、みんな死んだ者たちなのか。 役者であるハジ(村上淳)は、40歳を目前にして人生の岐路に立たされているらしい。全編モノクロ撮影。中国映画のアフレコをやっている場面から始まる。なかなかうまくいかない録音。やる気のない俳優。そんな男の私生活では、妻が荷物を運び出して別れ話が進んでおり、彼は突然、道端でバッタリと意識を失って倒れたらしい。病院で検査をするハジ。そんな男を旧友が訪ねてきて、結婚式に出席するために帰郷する。すると高校時代の学ランを着た彼らにタイムスリップして、何が現実だかわからなくなっていく。そして、何度か繰り返される同じようなシーン。しかし、微妙にズレていく。故郷での旧友たちと奇妙な再会。道路が陥没した場所でのスケートボード。そして再び彼の人生に戻ってくる…そんな話だ。 ラスト、再びアフレコをやる場面では、ハジはちゃんとやる。最初のシーンのように、やる気のない姿ではない。演じる世界に戻ってきた男。この二つのシーンの間で、ハジの中に何がPlaybackされたのか。時間と空間が複雑に絡み合う。そんな映画だ。うまく説明できない。物語自体が僕にもよくわからない。一度観た限りでは…。いや、何度観てもわからないのかもしれない。 学生時代に映画を撮る話がある。先生に紹介されて映画関係者(菅田俊)に会いに行く3人。そして妹のバイク事故があって友人二人はいなくなる。そんな故郷での旧友との再会そのものが映画のようだ。車の中での会話、結婚式、公園でのスピーチの練習、結婚式の夜の宴会、娘の学芸会のビデオを見せる女友達、埃の被ったスケートボードを見つける場面。あるいは、氷の湖で釣りをしていて死にそうになった思い出話。本当にあったことなのか、映画のような妄想なのか、何もわからない。結婚式で現れる幽霊のような友。現在の病院に現れる友(三浦誠己)は、ハジをどこへ連れて行ったのか?友たちはまだみんな生きているのか? それでも最後は、ハジは映画の世界に戻ってくる。映画という嘘の世界に。そう、これは行ったり来たりする映画だ。向こうとこっち。画面の内と外。今と別の時間。それは、演じ続けることとどこか似ている。Playbackしながら、人は人生を演じ続ける。

  • ear********

    5.0

    爽快なまでに鮮やか

    三宅唱監督の映画『Playback』を観る。なるほど面白いな、この作品。俳優たちの演技も爽快なまでに鮮やか。今夜ここに来て良かったな、と素直に思える時間だった。観るに価する稀有な作品。

  • tsu********

    3.0

    味わいの深い映像の魅力

    味わいのある俳優陣の表情をモノクロのフィルム(!)の中にかっこよく、そしてはっきりと映し出した映像が素敵な作品です。 村上、渋川、菅田なと、いずれも表情だけで語ることができる実力者たちがその力を遺憾なく発揮し、それを取りこぼさずにカメラにきちんと収めたことにはすっかり感心してしまいました。 現実と夢想、過去と現在が交錯する構成には、観ていて惑わされる部分もありますし、明確な起承転結があるわけではないので、もやもやが残る感覚もあります。 決して面白いという類の作品ではありません。 それでもこの作り手が創造する独特の不思議なムードに思わず取り込まれてしまったのも確かで、思った以上に鑑賞後の余韻に支配されてしまいました。

  • miy********

    5.0

    映画館をでて、生まれ変わったような感覚。

    映画館をでて、生まれ変わったような感覚でした。渋谷は嫌いな街ですが、なんか愛おしく思えた…。 いまの現代に生きているひと全員が抱えている、不安のようなものがテーマだと思いました。 生きているということは、生き残っていることであり、まだ死んでいない、死ねていない、というようなことを思いました。 こんなに暗い世の中で、このように希望が語られることが新鮮だったし、胸にきました。(後ろに座っている方が終盤で泣いていましたよ)。 チラシのビジュアルから、カッコイイ系の映画だと思っていたら、 たしかにかっこいいけど、 そういう軽いかっこつけではなくて(外面ではなくて)、 どうやって生きるか、それが真剣な映画で、かっこよかったです(中身が)。 若い人は間違いなく楽しめるけど、30代後半から50代くらいまでとか、もっと上のひとたちまで、実はけっこう感動できる気がする。。映画館には、大学生ぐらいのおしゃれなカップルとか、サラリーマンとか、老夫婦がちらちらいた。あんまり全体は多くなかったけど、あたたかかった。 感動というか、その場でぱっと楽しんで忘れるんでなくて、なにか持ち帰って、これからも考えていくような映画だと思いました。 あと、映画館の受付の子がめちゃめちゃ美人だったのも良かったです!また行きたい!

  • puy********

    5.0

    いまこそ、こういう映画が必要だと思った

    いまこそ、こういう映画が必要なんじゃないか。という直感。 直接的ではなく、でも「映画的」(なんて大げさかもしれないけど。。。)としか言えないやり方で震災の「その後」を扱う感じ。 ふと立ち止まって、まわりを見回して過去を見つめ返す。そのうえで、前に進むんだという、その感じ。 (どうやら)あまりお金をかけずとも、とても美しくて強い映画ができるんだ、というその感じ。 いままで知らなかったんだけど、35ミリプリントというのは、どうやらもうなくなっていくらしい(全部デジタル上映になるんだって)。 「Playback」は、デジタルで撮影して、あえて35ミリプリントにして上映しているとのこと。 モノクロというのもあって、なんだか現実と地続きのようでいて、どこか別空間にいるような、そんな感じがした。 僕はこの映画の世界が大好きだ。「大好きだ」というだけじゃ、足りない。 いまこの日本で、この時代に、この映画があることが、僕なりに必然的に思えたし、希望だと思えた。 この映画はロカルノ映画祭というところでコンペに選ばれたらしい。 調べてみるとすごい映画祭らしい。世界ではカンヌ、ベネチア、ベルリンの次に重要な映画祭だって!? そこに選ばれるなんて。。。なんでもっと大きく報道されないんだろう? しかも監督はまだ28歳か。すごいな。。。 はっきり言って、そんじょそこらの日本映画を軽く凌いでいると思う「Playback」。 「Playback」というのは、CDプレーヤーとかの「再生」のことだ。 頭のなかで何度も再生して、何度も映画館で見てみたい映画だ。 長く書いてしまってすいません。。。

  • apm********

    4.0

    渋くて切なくて洒落てたよ

    あんまり宣伝されてないから有名な映画じゃないみたいだけど、彼女と彼女の友達に連れられて見に行ってきた。最近は普段あんまり映画見ないけどカッコいい映画だった。 ジャームッシュみたいな感じかも。 そもそも自分が中学生のときに「Smart」とか熱中して読んでたとき、マジでムラジュンとかKEEに憧れてたことを思い出した。他にも永瀬正敏とか松岡俊介、大柴祐介、安藤政信とか・・・etc... 特にその年に聴いたベストディスク10枚とか、見た映画10本とかの企画はすげー楽しみにしてたの覚えてるし、実際それでストレイ・キャッツとかポーティス・ヘッドとか聴いたし、ロッカーズってレゲエの映画なんかをビデオ屋で探して見たりした。 でもその後ムラジュンはドラマ「濱マイク」とジャックスカードのCMぐらいしか見てなかったからこの映画で見て歳とったなぁってびっくりした(でもさすがに劇中スケボーに乗ってるところは様になってた)。 そりゃそうだ、今年39歳だってんだから。そのムラジュンが自分とほぼ同じ年頃、職業の人物を演じてて、40歳にさしかかった仕事も生活も荒れてるちょっと枯れはじめた俳優っていう。 その彼が昔の友達の結婚式に地元に戻るところから夢と現実、過去と現在がいったりきたりしてなんかぼんやりとなんだけど、切なかったり、切なかったり、切なかったりするっていう不思議な気持ちになった。 ラストもあっさりした最後なんだけど不覚にも感動するっつうか、じ~んときた。見終わったあとちょっと自分の周りにいる人に対して改めて考えるし、隣にいる彼女の存在とかめっちゃありがたいし、そのまた隣にいる彼女の友達にも一緒にいれることが幸せだなぁって思っちゃって帰り三人で酒飲みながら熱く語ったらちょっとウザかられてしまった。 あと地元の友達とかあちゃんにものすごく会いたくなったので最近優しくなれてない人にオススメ! 劇中で流れる外人さんが歌ってる音楽もオシャレだった。

  • a_l********

    4.0

    丁寧で不規則な時間旅行。

    時間の交錯と、世界の描写が 丁寧に、丁寧に映し出されている印象。 だけど、音楽には疾走感もあり、 とても非日常的な時間旅行。 想像以上に内容は難しかった気がするけれど、 なんか、もっと理解したいし 何かをつかみ取りたかったのに、悔しい。 つまり、何かをつかめそうな映画だということ。

  • ken********

    4.0

    情緒あるモノクロ映像

    村上さん、渋川さん渋くてかっこええなあ。 哀愁感たっぷりで、情緒あるモノクロ映像よかったです。

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