ここから本文です

キャビン (2011)

THE CABIN IN THE WOODS

監督
ドリュー・ゴダード
  • みたいムービー 263
  • みたログ 2,260

3.29 / 評価:1,561件

ホラー界への皮肉というメタ視点

  • ass***** さん
  • 2019年10月14日 23時52分
  • 閲覧数 2694
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

あれ? 違う映画を再生しちゃったかな?
と思う始まり方。間違えていませんでした。笑
舞台設定から何からセリフ一つとってもオマージュもとい「あるある」があり、それを操作する管制官(を通して見る我々)というメタ視点で展開されるので、映画をたくさん見てきた人ほど楽しめる一作なのではないでしょうか。

生々しく動く現場の様子を追いながら、裏で何が行われているのかを推察することになるのですが、そのギャップと底知れぬ不気味さに興奮しました。
リアリティ番組か何かかな〜という想像を、あのレバーが引かれたあたりからどんどん超えていくのね。管制官の複雑な心境を見せる細かい演技も素晴らしい。

「時代によって色々だけど、今は若さ。若さは罪なの」というシガニー・ウィーバーの語りは、ホラー映画の登場人物として選ばれることの理不尽さを語っているようで面白かったです。
理屈は全然納得できないけど理解はできる。何はともあれ死ななきゃいけないんですネ…それを乗り越えた者がタバコをふかすシーンにはちょっと胸のすく思いがしました。
彼らが選んだのは滅びの道ですが、それさえもホラー映画の今後を皮肉っているようですね。何かをぶち壊す「大きな一手」が必要だ! とでも言いたげに幕が下ります。
エンディングの選曲もバッチリ、最後まで興奮したまま楽しめました。

●日本はいつも間違えない、という会話もホラー映画というジャンルでの話なら納得です。(制作時の頃までの話ですが…)
日本のホラーではあまり子どもが死ぬシーンがないのも今作の日本ネタの一つでしょう。

●終盤、テンポよく繰り広げられる殺戮シーンは圧巻でしたね。全体を通して殺戮描写自体はそれほど見せつけてこないのも好印象です。

●で、何がテーマだったの?と言われたら答えられる自信はないですが、作中に漂う上品なシニカルさは癖になります。とんでもないことばかり起きますが、観客のことをしっかり振り回そうという意志を感じ、単なるドタバタではないとわかります。
良いエンタメ映画でした!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 楽しい
  • 不思議
  • パニック
  • 不気味
  • 恐怖
  • 勇敢
  • 絶望的
  • セクシー
  • コミカル
このレビューは役に立ちましたか?
利用規約に違反している投稿を見つけたら、次のボタンから報告できます。 違反報告
本文はここま>
でです このページの先頭へ