あらすじ・解説
すし屋の看板娘、ともよ(橋本愛)は無口な常連客の湊(リリー・フランキー)に人知れず好意を抱いていた(『鮨』)。映画館で急に手を握ってきた大学生の松夫(山田孝之)に、握り返したOLの綾子(成海璃子)。二人は交際するようになったが、松夫は綾子に不安を感じ始め……(『握った手』)。戦場で片目を失った信一(三浦貴大)と見合い結婚した絹子(波瑠)。ある日、信一に子どもがいることを告げられた絹子は……(『幸福の彼方』)。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(19件)
- sak********
2.0点
この短い時間の中で、それぞれまとめるのが難しかったのか、見ている者に何を伝えたいのかがよく分からなかった。書籍の方が読者の想像力で話が膨らみ、世界が広がるのかもしれません。こちらの理解力不足でしょうか。
- delu
1.0点
評価1,5 哲学?
- fg9********
4.0点
…あらすじは、解説のとおり。 1.岡本かの子『鮨』、2.坂口安吾『握った手』、3.林芙美子『幸福の彼方』の三話からなるが、いずれも原作は未読。 1.は、鮨屋の娘(橋本愛)に、着流し姿の先生(リリー・フランキー)が鮨を好きになった幼少時代の出来事を語るもの。 その幼少時代のお母さん役に市川実日子が扮する。 食が細いというか、食べることを嫌悪する少年に、なんとか食べさせようと思い付いたものが、お母さんが少年一人だけのために握った鮨。 この少年は玉子だけは食べられたので、最初に握ったものは玉。 次に差し出したものはイカだったが、お母さんは、「白い玉子」といって差し出し、おずおずと食べるものの、『ぼく、食べられたんだね!』といって喜ぶ少年の笑顔が眩しい。 橋本愛の出番は少なかったが、橋本愛の周辺だけがモノトーンに見える映像は観ていて飽きなかった。☆三つ半 2は、山田孝之演じる大学生が、2人の女性と『手を握る』行為を巡っての話し。 喫茶店のウェートレスと映画館で衝動的に手を握った行為は背徳的?で、心理学を学ぶ女学生(成海璃子)の手を握った行為は純愛的で、罪の意識を抱えている間は握った手が悪魔の手の様相を呈していて、成海璃子に本心を打ち明けたら、自分の手を取り戻したという、訳の解かったような解からない話。 成海璃子はロイド眼鏡をかけているのだが、山田孝之は眼鏡を外した方が可愛いという。 自分的には、ロイド眼鏡の成海璃子もキュートで、☆三つ。 3.は、波瑠と三浦貴大(三浦友和・山口百恵夫妻の息子)が見合いをして、お互いが苦しい過去を持ちながらも、夫婦の絆を紡いでいく話。 波瑠の着物姿と笑顔を観ているだけで満足できた逸品。 結末の、電車の中での股開きと鼻をかむシーンはなんとも微笑ましい。 三浦貴大も血筋かな……なかなか良かった。☆四つ
- P_chie
3.0点
とにかく静かなテンポで淡々と語るような物語です。出演者の豪華さと演技力が力強いです。台詞も題材を意識してか少し固めです。
- sav********
3.0点
あ、でも たまには玉子も食べたいかな。 個人的には 『鮨』 がぐっと胸に迫った。 演者もぴったりだった。 特に市川実日子がこの作品の肝である 母の愛情を上手く表現していたと思う。 かたや 『幸福の彼方』 も全体を見ると物足りないが、 局所で雰囲気が非常に良い。 波留の笑顔が映像を美しく引き締めていた。 短編の割には不要な長まわしが多く、 全体を通してやや冗長だったが、 淑女編よりはよっぽど良かった。 例によってオムニバスは採点が難しいが 鮨★★★★ 握った手★★ 幸福の彼方★★★ こんな感じであろうか。 大きく感動して涙するような作品ではないが 胸に小さいながらもしっかりと余韻を残してくれる。
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