2012年10月13日公開

フタバから遠く離れて

962012年10月13日公開
フタバから遠く離れて
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

2011年3月に起きた東日本大震災で、原子力発電所の水素爆発という取り返しのつかない事故に巻き込まれた福島県双葉町。1,000人以上の住民が埼玉県の廃校に移住し、不自由な共同生活を余儀なくされ、原発推進派だった町長の意志も揺らぐ。そんな中、一部の人たちに一時帰宅の許可が下り、3か月ぶりに故郷の町へ。しかし、故郷での時間は慌ただしく過ぎてしまう。

シネマトゥデイ(外部リンク)

作品レビュー(6件)

悲しい25.0%絶望的25.0%切ない25.0%不気味12.5%泣ける12.5%

  • JUNJUN

    5.0

    感想

    もう忘れてる人も多い、東日本大震災。 このような映画をなぜテレビはたくさん、何回もやらないんだろう。 政治的だから?視聴率が悪いだろうから? 人としてが基本にあるにならば、毎年、いや半年に一度でもオンエアしてほしい。 忘れてはいけない、これからの日本に必要なものがわかる映画です。

  • bha********

    4.0

    故郷を追われて避難所生活をする事とは

    3・11以降、福島原発からの16万人の避難者のうち、双葉町から原発250km離れたところに1400人が避難した。双葉町の井戸川町長を中心に双葉からの避難者の避難所生活における苦悩を密着して捕えたドキュメンタリー作品となっている。 天皇・皇后両陛下の訪問や海江田氏・細野氏を交えた会合、全原協での会合等、貴重な場面も含まれている。また、四季を巡っての避難所生活の映像や音楽も観るものに訴えかけてくる。 冒頭の自衛隊の避難所での応援を意味しているであろう演奏がどことなく空しく空回りしているように感じた。こういう場では癒しの音は欲しいが、応援の音は似つかわしくないように思う。 井戸川町長に関しては詳しく知らないが、町の為を思って頑張ってきた町長だという事は聞いていた。当作品を観てもその通りだと思ったが、「除染・除去もしないで、いきなり国有化とかあり得ない!」という憤慨した一言に私は疑問を感じた。 この町長は町を愛するあまり、そこで暮らす人々の健康・命に関しては眼中に入っていないのか?良い人だけど放射能の恐ろしさを学んでこなかったのかと思ってしまった。 後の映像で町長の回想がそれについて答えてくれている。出稼ぎでつないで来た双葉町の生活が、原発マネーが入るようになって住みやすい街となった。更なる町おこしの為に福島原発7号機・8号機の増設を見込んで交付金も決定していたとの事。誰かが言っていたが、町も薬物依存と同様に原発マネーから抜け出せなくなっていたとしか思えない。 安全神話を信じてきたと語る町長。今まで通りの生活に戻して欲しい。いまだに検査はされていない。責任はどこにあるのか。 原発から14km地点にある牧場で、近隣の牧場は廃屋となっている中、避難もせずに未だ牛の世話を続ける牧場主がいた。牛たちと運命を共にする覚悟で生活を続けているという。彼の胸中を思うと胸がしめつけられる想いがする。それでも餌やりをやめる事なく牧場で働き続ける彼の姿は“生きること“を続ける事なんだと思った。彼にとっては牧場をやめる事、牛たちを見捨ててそこから避難する事は生きる事をやめる事を意味するのだろう。愛情とプライドを持って働いてきた人がこんな選択をしなければならない現実がとても悲しく悔しい。 双葉町を後に、走る車から見える人の気配の消えた風景が言いようもないもの悲しさを語るが、私にはそこに見えてくるのは双葉町という町であると同時に、日本という国に見えてしかたがない。 避難所では生活が不便になるだけでなく、当然今まであったプライバシーなども無くなり、家族・親族を失くした心労の中、受け入れられないようなタイプの他人とも至近距離で生活しなければならない。そのストレスたるや半端なものではないはずだ。それに加えて政府や東電のあいまいで形式的な対応。ここでは触れていないが、親の都合で避難すらできずにいる福島の子供達の健康も大いに心配だ。 3・11からもうすぐ2年になるというのに問題は何も改善されないまま、原発推進の自民党が政権を取っているという現状だ。経済活性化より先にやるべき事があるはずなのにこの国はどうなってしまうのだろうかと嘆きたくもなるが、井戸川町長のようにもっと多くの人に気づいて欲しい。原発はヒトが安全に動かせるものではない事、地震大国で保有すべきものではない事、安全神話の愚かさ、現政府の関心事は国民の命ではなく利権だという事。 多くの方に鑑賞して感じて欲しいと思います。

  • bar********

    4.0

    町長の一言一言が重い

    埼玉の騎西高校で執務をとっておられる井戸川町長のお話がすべてを総括しています。 何もなく出稼ぎでしか町を維持できなかった70年代まで、原発建設に沸きあらゆる箱ものを作った80年代、固定資産税の減少から財政が揺らぎだした90年代、財政破たんに陥った00年代、そして新工場建設にかけながら夢破れ町ぐるみで避難することになった2011年。 町長は「悔しい」のことばで締めつつも、「もう若い世代は戻らない」と語っています。そのとおりだと思います。政府や東電を非難することが上っ面の抵抗であることも町民は憤りとともに理解しています。 原発をやめるとかやめないとか、簡単には言えないことがこのフィルムから伝わってきます。たぶんこれからもずっと答えが出ないのでしょう。

  • jir********

    5.0

    誰にも責任が取れない、事故の結末。

    昨年一度鑑賞し、同タイトルの監督の著書も購入して何度も読みました。 今年になり(2013年)再上映にてベルリン映画祭にて上映されたロングバーションを鑑賞。 監督はこの作品を作るのに300時間以上撮影し、そこから絞って絞ってこの作品が仕上がりました。 今回の事故の責任は誰にあるのだろうか。デメリットを伝えずにいいことだけを公言し、万が一の事故に備えての対策を怠った電力会社と国である(事故対策をすると、安全ですと言えなくなるから)。 でもこの責任は誰にも取れない。いくら除染してもいくら失った財産をお金で賠償してももとには戻れない。 みんな元の生活に戻りたいだけなのに戻れない。故郷はすぐそこにあるのに戻れない。 著書の中にあった町民の方の言葉。 「再稼働について論議してるけど、それはその町の事情があるから私は何も言えない。ただ、教えてあげたい。事故が起きたら何もかもなくなってしまうんだよって」 原発事故により全てを失った。そして誰にもその責任が取れない。それがこの原発事故の結末である。

  • ニコニナ

    4.0

    国会議員は全員これを観ろ!

    福島事故からはや2年。12年末に自民党に政権が変わり、安全が確認されたら再稼働をしていくという方針に福島の事故はなんだったのかと思う。この映画の中で、国会前をデモ行進して、避難している方々は当時野党の自民党の人と握手をする場面があるのだが、 ここで握手した議員さんたちよ、あなた方はこの2年何をやってきたのかと叫びたくなった。映画はテレビでは報道されない事実が語られています。2年経って、やっぱり原発が必要と思いかけた人がいたら、その人はぜひこれを観てほしい。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
フタバから遠く離れて

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日