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ハリウッド大作なのにここまで実験するとは

  • くま既知 さん
  • 2013年3月7日 21時32分
  • 閲覧数 5006
  • 役立ち度 128
    • 総合評価
    • ★★★★★

試写会にて鑑賞。正直、二時間五十二分の作品なんて試写会で見るのは初めてだから体力持つかなあと思っていた。

いや~あっという間の時間だったね。ウォシャウスキー兄弟の映画は勿論好きな作品ばかりだがこれはその中でも極上の熟成された作品だと思う。

共同監督の映画は「パフューム ある人殺しの物語」しか見てないが面白い感覚の人だとは思った。

六つの時代、六変化までするキャストの頑張り、凝りに凝った構成と展開、どのくらいお金がかかっているか分からないし別に知りたくないけどよくもまあ光瀬龍の「百億の昼と千億の夜」みたいなことを大作でやったなあと。

しかもそれが分かりにくい映画ではないというのが凄い。やっぱりハリウッド映画なんですな。今回、この兄弟はカルマという仏教の概念をベストセラー原作を使ってやっぱりアジアが好きなんだという感じを出してきた。

考えてみたらこの兄弟は「マトリックス」で「攻殻機動隊」を「スピードレーサー」でマッハGO!GO!を下敷きにしてるんだから流れからいったら当然か。

いろんなカット、台詞にオタクのどうしても表現したかったんだというのをガンガン感じた。特にぺ・ドゥナがメインの未来世界の描写はどう考えても「AKIRA」に近すぎると感じるし首の爆弾は「バトルロワイヤル」だ。

とまあ、オタクっぷりを延々と書いても仕方がないのでこの映画の見所の重要なところを
書いておきたい。複数の役を一人一人の役者が本人と分からぬように演じているのでラストクレジットで本気で吃驚する。エンドクレジットが出た瞬間に絶対に帰ってはならないと書いておきたい。見てももやもやするけど見なかったらこの映画の本当の衝撃に気付かないよ。

…まあ、なんだかんだいってこの監督三人はこの映画できっちりと遊びつくしたわけだけれどもようはこの世界観を好きになれるかどうかだと思います。

まどろっこしいと感じる人もいるだろうし展開を受け入れられない人もいると思う。でもそれも含めてこの映画を見たという行為がきっとこれから先に生きていくうえで何か役に立つんじゃないかと思わずにはいられない。

十年以上前に映画製作で大成功してある意味働く必要のないくらい稼いだ人が常に挑戦し続ける映画を作っているのは私は希望だと思う。

パンフ買いに行くついでにもう一回見ようかな。これだから映画を見るという行為はやめられないんだ。

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