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マン・オブ・スティール (2013)

MAN OF STEEL

監督
ザック・スナイダー
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3.43 / 評価:2,512件

解説

クリストファー・ノーラン製作、ザック・スナイダーが監督を務めたスーパーマン誕生までの物語を紡ぐアクション大作。過酷な運命を受け入れ、ヒーローとして生きることを決意する主人公の苦難の日々を驚異のアクションと共に描き出す。『シャドー・チェイサー』などのヘンリー・カヴィルが主人公を熱演。悩んだり傷ついたりしながらも前進する主人公の姿が目に焼き付く。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

ジョー・エル(ラッセル・クロウ)は、滅びる寸前の惑星クリプトンから生まれたばかりの息子を宇宙船に乗せて地球へと送り出す。その後クラーク(ヘンリー・カヴィル)は、偶然宇宙船を発見した父(ケヴィン・コスナー)と母(ダイアン・レイン)に大事に育てられる。そして成長した彼は、クリプトン星の生き残りのゾッド将軍と対峙(たいじ)することになり……。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

TM & (C)DC COMICS. (C)2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
TM & (C)DC COMICS. (C)2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.

「マン・オブ・スティール」眩い光と躍動感に満ちた元祖スーパーヒーローの再起動

 クリストファー・ノーランによる“バットマン”3部作が闇を見据えた物語だとすれば、“鋼鉄の男”のビギニングを描く本作は、さながら眩い光に包まれた一作と言えるだろう。

 異星に生まれ、地球で育ったクラーク・ケント。特殊能力に苦しみ、人目を避けて生きてきた彼はまさに究極のアウトサイダーだ。そんな中でも養父母は慈愛に満ちた眼差しで彼の心に光を灯し、実父の想いもまた、彼の生き方に輝きを与えていく。

 このラッセル・クロウ、ケビン・コスナー、ダイアン・レインにおよぶ親達のリレーに心酔させられる。まさかこれほどの名演に触れられようとは。そして主人公の内面醸成に親の愛情を色濃く反映させるあたり、原案&製作のノーランらしい緻密な采配を感じずにいられない。

 一方、こうして“内なる葛藤”を丹念に描くからこそ、宇宙から飛来するゾッド将軍とのバトル・アクションもこれに呼応し、“外なる葛藤”として怒濤の激しさを帯びていく。これぞザック・スナイダー監督の真骨頂。とにかく速い。瞬きする間に攻守がすっかり逆転するほどに。鋼鉄の男はそこでもなお、希望という光を身にまとい死闘を繰り広げる。

 さらに特筆すべきはハンス・ジマーの奏でるシンフォニーだ。15人ものドラマーを擁して紡ぐ躍動のリズムが、主人公の決断を力の限り祝福し、眼前に広がる未来をダイナミックに脈打たせていくのである。

 この高揚を待っていた。これぞヒーロー物の醍醐味であったことを、もう随分長らく忘れていた気がする。スーパーマン誕生から75年。歴史は古いが、アプローチは全くもって新しい。そして語り口は毅然として揺るぎない。まさに王道と言うべき元祖スーパーヒーロー再起動の一作が、ここに堂々と結実している。(牛津厚信)

映画.com(外部リンク)

2013年8月29日 更新

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