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R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私
2013年2月2日公開

R-18文学賞vol.1 自縄自縛の私

R15+1062013年2月2日公開

tsu********

2.0

特異なものを伝える工夫が不足し中途半端

この自縄自縛癖が代表する妙な性癖について、そんなことは気にすることなく笑い飛ばしてしまおうということなのでしょうか。 特異な性癖はストレス解消にもなる人に秘めた楽しみでありながらも、一方でどこか見せびらかしたいようなところもあるのでしょうね。 バレルと下手すると何もかも失うことになるかもしれないと分かっていながら、バレル・バレナイのスリルもたまらないというか、おそらくそんな感じなんだろうなとは想像できます。 ただそれに共感しろといわれても、なかなか難しい。 だったら、徹底的にそんな性癖を笑ってしまうか、さもなければ哀れんで同情するか、そんな方向に持って行ってくれれば、それはそれでわかりやすかったのですが、あまりにも特異過ぎて、感覚的に描きたいことを掴みづらかったです。 さらにオフィスの描写があまりにもチープ。 予算の関係なのか、仕事の風景にしても、会話にしても、およそリアリティがありません。 こんな奴らもいないし、こんなオフィスもないでしょう。 隠されたプライベートの時間がテーマである以上、もっと公私のシーンのメリハリも欲しかったですね。 全体的にすべてが中途半端で残念でした。

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