2012年12月22日公開

もうひとりのシェイクスピア

ANONYMOUS

PG121292012年12月22日公開
もうひとりのシェイクスピア
3.6

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

時は16世紀のイングランド、アイルランド女王として君臨していたエリザベス一世が統治していたころのロンドン。サウサンプトン伯ヘンリー・リズリー(ゼイヴィア・サミュエル)に招待されて、芝居を鑑賞しにやって来たオックスフォード伯エドワード・ド・ヴィア(リス・アイファンズ)は、ベン・ジョンソン(セバスチャン・アルメストロ)執筆による作品の素晴らしさに感服していた。しかし、芝居を忌み嫌うエリザベス一世の宰相ウィリアム・セシル(デヴィッド・シューリス)が兵士と共に劇場へと乗り込んできて、芝居を中止するように圧力を掛ける。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(77件)

知的18.9%切ない13.8%ゴージャス9.7%悲しい8.2%ロマンチック8.2%

  • yyb********

    4.0

    やや掴みにくく

    数々の有名な戯曲を残したウィリアム・シェイクスピア本人の原稿が残されていない不可解な点に焦点を置き、シェイクスピア別人説を描くヒューマン映画。本作ではシェイクスピアの戯曲の本当の作者はオックスフォード伯のエドワードという貴族として描かれており、読み書きもままならないような一人の役者がシェイクスピアとして描かれている(この二人の間にもう一人いるのだがその描写がやや弱い)。やや掴みにくく。墨汁をひっくり返したような画面作りは迫力あるも深みに欠ける印象もあり。

  • you********

    4.0

    ウィリアム・シェイクスピアという戯曲

    ある者はこれを戯曲といい ある者はこれを歴史という そんなローランド監督他、ジョン・オーロフがしたためた【ウィリアム・シェイクスピアという名の戯曲】を見た感じでした。というよりそうなんでしょう。 タイトルは「ウィリアムシェイクスピア」だけでも良かったような気がします。もう一人といえばそうなんですが、タイトルに説明されるのは残念です。 歴史としてこの映画をみたならば明らかに失笑です 彼らの近親相姦話など本当にギリシャ神話のような絵空事。 しかしそれを戯曲として見たならば 始まりと終わりに出てくる男がそれをきちんと表現してくれます。私たちは戯曲を見ていたのだと。 これはあくまでお伽噺。 シェイクスピアがどんな人間だったのか。 あの時代に何が起きて、なぜあんな作品の数々が産まれたのか。それを役者たちが脚本家の言葉に従いながら嘘と真実の入り交じったフィクションを完成させた。そんな映画でした。 歴史としてはバカボンの西から太陽東に沈むなんていうホラ吹きほどに参考にしてはいけませんが、一つのお伽噺としては素晴らしい出来だったと思います。 気持ちは星4寄りの3ではありますが、もう少し広まってもという気持ちを込めて星4つを。ローランド監督の名に埋もれる脚本家オーロフ他指揮監督たちにも拍手と敬意をここに。

  • fg9********

    4.0

    もうひとりのローランド・エメリッヒ

     …あらすじは、解説のとおり。  オープニングは現代のニューヨークで、遅刻してきた役者のおじさんが舞台に上がり次のように語るところから始まる。  『数多くの名作を書き残してきたウィリアム・シェイクスピアだが、彼の親はしがないガラス職人であり、彼の作品の直筆原稿は400年間一つも見つかっていない。』  という事実もちっとも知らなかったが、話はどうやら、シェイクスピア別人説の謎に迫ったミステリーらしいと愉しみに観始める。  するとそこに、16世紀のエリザベス王朝が絡んで、宮廷における陰謀やら愛憎やらも絡まって、カタカナの○○王やら○○伯やらの字幕スーパーに追い付けず、時代も過去と現在が入り組んで頭の中は混乱しきり。  先のレビュー様のとおり2回見が必要かと思われたが、中盤以降は段々と頭の整理が付いて来て、終盤の『言葉・劇』で民衆の心を煽り、仇敵に一矢を報いて時代を変えようとする計画はなかなかスリリングだった。  結末もズシリと重いなかなか見応えのある作品だった。  ローランド・エメリッヒ監督というと、『インデペンデンス・デイ』、『GODZILLA』、『デイ・アフター・トゥモロー』、『紀元前1万年』など、繊細さとは無縁な作品しか思い付かなかったが、本作で『もうひとりのローランド・エメリッヒ』に出会えたような作品だった。

  • Kainage_Mondo

    5.0

    新生エメリッヒ監督 に刮目すべし。

    CG頼みの映像。雑で強引な語り口が十八番のはったり屋。これまでの諸作のおかげで、そんな悪印象しかなかった ローランド・エメリッヒ監督である。今回は作法を変えて臨んだと聞かされても、根性までは変わるまい。そんな気持ちで観た本作だったが、これが ! 素晴らしかった ! 1月半ばにして早くもベストテン入り候補作に出会えようとは ・・・ 感動とともに、エメリッヒ監督に土下座でもして謝りたい気持ちだ。 現代のとある舞台 ・・・ デレク・ジャコビ が口上を述べる。シェイクスピア直筆の戯曲や詩篇が一つとして発見されないのは何故か ? これから仮説に基づいて云々 ・・・ この口上が作品全体の、良い意味での 額縁 となった。そして舞台はエリザベス1世統治の16世紀後半へと滑らかに移行する。 当時の泥々の道がいい雰囲気だ。道に板が敷いてあってその上を歩く。芝居小屋がチャーミングだ。2階には座席もあって劇作家仲間や貴族も座るが、観客の大多数は立ち見であり、舞台前の土間に犇めく。役者と庶民が一体となって盛り上がる ・・・ 特に Anonymous 匿名作者 ( リス・エヴァンス ) が戯曲を供し始めてからの熱狂ぶりが心地良い ! 当時の芝居小屋の雰囲気は斯くやあらんと、嬉しくなってしまうのだ。 「ヘンリー5世」「ロミオとジュリエット」「ハムレット」「マクベス」「十二夜」そして「リチャード3世」・・・ 何度も映画館へ通った キャピュレット家の仮面舞踏会のシーン。レナード・ホワイティング の台詞が、意味よりも音階として甦って来る。そう ! そうだったそんな台詞だったよな~ オリヴィア・ハッセー とふたりが ・・・ 脱線もほどほどに ( 笑 )。それぞれの戯曲の “触り” が一瞬観られるだけで、立ち見席の群衆に負けないほど嬉しくなってしまった ! 楽しみの第一はこれ。 ヴァネッサ・レッドグレーヴ 扮するエリザベス女王の貫録もさることながら、レッドグレーヴの実の娘 ジョエリー・リチャードソン 扮する若き日のエリザベス女王 彼女がなかなか色っぽくてね~オックスフォード伯爵が恋に落ちるのも当然だろうけど、この辺り、隠し子また隠し子、出自の秘密また秘密、そんな重層状態が貴族社会の権力争いのどろどろとシンクロしてゆく恐さときたら、ね~ ! 楽しみの第二はこれ。 詩篇や戯曲で世の中を変えてみせる、文字は剣に勝るのだと理想を語っても、冷徹な政治屋の権謀術数のまえには無力を曝け出してしまう。残酷な結末はずしりと重い。それでいて、これら珠玉のような作品群が書かれたこの時代に生きたことを誇りに思う、という劇作家ジョンソン ( セバスチャン・アルメストロ ) の言葉に胸が熱くなってしまう。楽しみの第三はこれ。 これら三つのお楽しみに限らず、様々な思い入れで楽しむことが出来る物語だと思う。悪役 ? のロバート・セシル ( エドワード・ホッグ ) に終盤、活躍の場を与えた公平さは好もしかったし、女王をめぐる人間関係が明らかにされて、どうしようもない無力感と悲劇性が際立った。 VFXを用いて城郭や橋や街並みを見事に再現して魅せ、スケール感を出したのも良かった。得意技のCGを封印したままだったのが偉かったな~ ( 笑 )。

  • mas********

    5.0

    エメリッヒの最高作

    今さら言うまでもなく『インデペンスデイ』の監督作だ。 大ざっぱ、大げさ、妄想的な彼の、いわゆるディザスタームービーとは一線を画し、教えられなければ、彼の作品とは気付かないであろう。  過去には『パトリオット』など、歴史映画も撮っていた彼だが、この映画は、同じシェイクスピア映画の勘違いアカデミー賞作『恋におちた…』よりも優れている。  ほかの方が言われる通り、少々歴史の知識が必要な作品である。  しかしながら脚本は『恋に落ちた…』より繊細であり、エメリッヒらしく、風景描写も大きく、当時の英国を仔細に再現している様は、見事としか言いようがない。  様々な歴史や芸術には謎が付きものだ。例えばキリストやダヴィンチ、彼らの存在も怪しく、色々な憶測が飛び交い、『ダヴィンチ・コード』というベストセラーが生れた。わが国日本も、例外ではない。卑弥呼や本能寺の変の真相etcなど、枚挙にいとまがない。そもそも歴史など書物に書かれている事の主観的事象に過ぎず、記述の積み重ねである。真実は、書き手の心の真中にしかない。    そもそも難解なシェイクスピア作品のタイトルロールが付いている限り、敷居が高いかも知れない。ハードディスクがいっぱいになったので、衛星放送で放映された物を消化気分で観賞したら、思いのほか秀作だったに過ぎない。  ところがいざ観ると、次第に引き込まれる。欠点は、時系列の分かり難さと、西洋史に興味がない方にとっては、単なる経過的作品であり、観ようという欲求が湧かない事である。しかも配役が有名どころではなく実力本位で選んだところも不幸であった。エリザべス役は、V・レッドグリイブよりも、J・デンチの方が華があり、英国史上最高の女王を演じる上で、迫力がある。その分、女王の女性の部分を犠牲にしなければならないけれども。  エメリッヒとっては傑作ながら、人々にはどうでも良い事がこの作品の興行的失敗をもたらした事である。  もったいないと思う。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
もうひとりのシェイクスピア

原題
ANONYMOUS

上映時間

製作国
イギリス/ドイツ

製作年度

公開日

ジャンル