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もうひとりのシェイクスピア
2012年12月22日公開

もうひとりのシェイクスピア

ANONYMOUS

PG121292012年12月22日公開

yo1********

3.0

ネタバレ何の根拠もないチューダー王朝スキャンダル

英文学史上最大の謎であるシェイクスピア贋作説を扱った映画。 この映画では、1920年代に提唱されたエドワード・ド・ヴィア(第17代オックスフォード伯)がシェイクスピア作品のゴーストライターであるという説に基づいている。 エドワード・ド・ヴィアがジョンソン氏に戯曲のオリジナルを渡すところを、宰相ロバート・セシルの姉妹でありエドワード・ド・ヴィアの妻であったアン・セシルに目撃され、密告されるというストーリー展開であるが、歴史的にはあり得ない。 アン・セシルは実際にはエドワード・ド・ヴィアの亡くなる16年前に死別しており、この後にエドワード・ド・ヴィアは再婚してオックスフォード伯を継いだヘンリーを授かっているからだ。 また、エドワード・ド・ヴィアがエリザベスの隠し子であり、さらに女王を関係を持つなどというスキャンダルは興味本位のでっち上げと言わずして何であろうか・・・? ローランド・エメリッヒは、CGの使い方には手慣れた監督であるが、スキャンダラスなシナリオを使って話題を膨らませる程度の監督であるといって差し支えないのではないか。

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