最近のヴァン・ダムは良い!
- neo_rasputin さん
- 2014年10月30日 21時45分
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- 総合評価
元凄腕の兵士が依頼を受けて、人身売買組織から少年を助ける。しかし、余りに派手にやり過ぎた為、巻き添えをくって、一緒に拉致されていた幼い少女たちを死なせてしまう。その失敗に心を痛めた兵士(主人公)は引退し、肉屋を営む様に。しかし、酒に溺れ、死なせた少女たちが亡霊の様に目の前に現れ、主人公を悩ます。
そこへ、行方不明の娘を助けて欲しいという依頼が。最初は断るものの、正しい事を行うのだと決意し、復帰する。しかし。。。
ジャンクロード・ヴァン・ダムが主役。
デビュー当時のイケイケの頃のヴァン・ダムはナルシスト的なアクションが多く、何か鼻に付くような感じがして、余り良いとは思わなかった(悪までも、個人的な感想として)。
本作もそうだが、最近の年齢を重ねてからのヴァン・ダムは何か良い。アクションの切れは、やや衰えているものの、悪くはない。そして、自然。(アクション)俳優としては良い歳のとり方をしたと思う。
そして、本作の主人公。完全無欠のスーパー・ソルジャーとかではない。どこか人間味があり、失敗もする。何でもかんでも一人でこなそうとするが、結果として、誰かに助けられるという様な人物。故にストーリー展開も面白い。
はっきり言って、邦題がいただけない(と思う)。原題は「シックス・ブリッツ」。”6発の銃弾”。人身売買の対価として、”6発の銃弾”と交換するという逸話に基づく様だ。
確か原題通りだと、内容にそぐわない(特段、6発の弾丸が云々という場面は無いので)のだが、”ハード・ソルジャー”とかいうのもどうかと思う。もっと渋いタイトルの方がイメージに合うと思う。
単純な人身売買vs主人公という話でもなく、抑揚の利いたスピード感溢れるヴァン・ダムのアクションもあり、とても良かった。面白い作品だった。
詳細評価
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