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ミロクローゼ (2012)

監督
石橋義正
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  • みたログ 534

3.47 / 評価:275件

テンションMAX、山田孝之怪演!

  • じゃむとまるこ さん
  • 2012年12月14日 23時55分
  • 閲覧数 1341
  • 役立ち度 33
    • 総合評価
    • ★★★★★

何と何と大当たり、今朝までこの映画が公開されていることすら知らず、何か面白い映画はないか?とネットで検索中に、あれ?いけるかも『ミロクローゼ』というタイトルが変だ、主演は山田孝之だし、と全くの前知識なく鑑賞。
このところ山田孝之出ずっぱりの引っ張りだこ、やはり上手い、直近に観た『悪の教典』の脇役でもその存在感には感心した。

本作では魅力全開、独壇場と言ってよい大活躍、こんな痛快無比な映画なんでもっと宣伝しないんだろう、見逃したら大損のところ、DVD鑑賞ではだめ、映画館で観るべき映像美とアクションのダイナミックさにテンションMAXになります。
映像のセンスも猥雑さと洗練が入り混じって言葉にし難い惹きつけられる魅力がありました。

外国での公開に副題が A Love Storyと付けられていますが、その通り愛の物語です。
三通りの愛が語られるのですがたいして脈絡もなくストーリーにはさほど意味がありません、愛こそが人生のすべてなんだーーー!と叫んでいるようなテーマですがラストシーンでは後味の良いカタルシスも感じられます。

第一話の国籍不明オレンジ色の髪の少年オブレネリ・ブレネリギャーとあこがれの神秘的な美女ミロクローゼの不思議な恋、メルヘンチックでユーモラス、ミロクローゼって弥勒菩薩と何か関係が?というような彼女のヘアスタイルと神秘的な雰囲気が良い。

第2話では”愛の伝道師”青春相談員、熊谷ベッソン(山田孝之)の過激な恋愛お悩み相談がばかばかしくも笑えるし、何やらアメリカ映画『マグノリア』のトム・クルーズのようでもあるし、はたまたスレンダーな美女二人を従えてダンスのシーンでは『オースティン・パワーズ』を思い出させる、この美女が素晴らしく魅力的、山田のダンスもかっこよく冴えまくっています。

第3話が最大の見どころで、第二話とは時空を越えて接点があるのですが、ここでの山田の活躍ぶりはもうお見事というほかありません。
時代設定はいつなのか大正時代の雰囲気もあり、鈴木清順映画的美学の香りも魅力を放つ。
さらわれた恋人を探し時空をさまよう多聞(山田)、ようやく見つけた遊郭でのスローモーションの長回しやストップモーション、カット割りの効果で魅せてくれる歌舞伎の様式美を模した山田孝之の殺陣シーンはいやはや素晴らしい、このシーンを見るだけでも値打ちものです。

登場人物たちの名前からしてシュールなユーモアも魅力なのですが、それ以上に映画の持っている勢いに圧倒されるところがありました。


配役も、伝説の刺青師に鈴木清順監督、賭場の壺振り師に貫禄の原田美枝子など贅沢です。

強烈な魅力を放つ本年度一番の怪作でしょう、山田孝之ファンの方必見です。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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