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ミロクローゼ (2012)

監督
石橋義正
  • みたいムービー 139
  • みたログ 445

3.54 / 評価:255件

独創的

  • bar***** さん
  • 2018年5月24日 11時25分
  • 閲覧数 592
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

ミロクローゼ。

独創的な作品です。日本ではめずらしい作品だと思います。前衛的になりすぎない、微妙な線にある映画です。それを気に入る人もいれば、気に入らない人もいると思います。まずは素直な気持ちになって見てみましょう。

私は独創性については評価したいと思います。このような表現をあえて行った映画はあまりなく(というのも受容性がないからだと思いますが)、挑戦したということは素晴らしいことだと思うからです。この機会に、こういった映画に触れてみて、人と違う映画を考えてみてはいかがでしょうか?


すみませんが、ここからは個人的な批判になります。

私は、こういう独創性の強い映画でも、他のスタンダードと照らし合わせて評価してもなにも問題はないと思っています。独創性があるから別枠の評価基準で――というのもおかしな話ですし(作品のターゲット層が異なるという考えもありますが、そうやって分けた果てに行き着くのが、芸術家的選民思想というくだらない妄想なのです)、本当によい作品はスタンダードと照らし合わせてきちんと評価できるようになっています。

ですから、あなたがもしつまらないと思ったら、あなたの中での評価はそれでまったく構わないわけです。我々の知見が足りてない場合もありますが、そのような気配を感じたときは、いずれ再視聴してみようと心のどこかで覚えているだけでいいのです。知見を積めば評価が変わる作品はあります。

前置きが長くなりました。私はこの監督について、新しい表現を試みた独創的な監督という印象を抱きましたが、その代わり独善的な監督という印象も抱きました。何かしら表現したいことは持っており、それは素晴らしいことだと思っていますが、その内容を視聴者と必ずしも共有しようとは思っていないように見受けられました。

自分の持っている宝物をどうやって視聴者に解き明かそうとするか……これはとても重要な問題なのですが、この監督はまず自分の表現内容に粉骨砕身していて、傍らで享受している視聴者にはほとんど注意を払っていないと思います。職人気質といえばいいのか……しかし本当に良い職人はきちんと周囲に注意を払うものですから、それはこれからの課題かもしれません。

シーンごとのクオリティは、一定のレベルにはあると思いますが、周囲を見る力が身につけば、様々な粗の多さに気が付くと思います。言いたいことは分かるのですが、十分に完成度を高く保てていない印象です。

面白いかどうかは置いておくとして、話題になりやすい映画だと思います。こういった映画もたまに見ておくと視野が広がると思います。

詳細評価

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音楽

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