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ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀
2013年2月16日公開

ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀

HINDENBURG

1102013年2月16日公開

rah********

4.0

ネタバレ爆発原因の多数説と少数説の組み合わせ!

1937年、飛行船ヒンデンブルグは、爆発事故を起こす。 原因は何か? 飛行船は、水素で浮揚した。 爆発は、水素への引火による。 なぜ水素に引火したか? 当初は、爆薬が仕掛けられていた。しかし、それは除去される。 アメリカのヘリウム製造会社が、会社の倒産の危機を救うため、ヘリウム禁輸を米政府に解除させようと、爆薬を仕掛けた。 しかし、飛行船への水素の使用が危険だとデモンストレーションすることで、米政府がドイツへのヘリウム禁輸を解禁するとの設定は、無理である。 当時、米政府は、ナチスドイツへの軍需物資の禁輸を実施。ドイツを利する禁輸解除は、ありえない。 米ヘリウム製造会社社長が、会社倒産の危機を目前に、藁にも縋りたい気分から、状況判断を誤ったと言える。 ところが、爆薬を仕掛けたの真の目的は、ヘリウム輸入を隠れ蓑に、そのヘリウム製造会社が大量に製造する軍用科学物質を、ドイツに輸入することだった。 これこそ、ナチスの陰謀! ナチスのスパイが、米ヘリウム製造会社社長を誘導。 爆薬は取り除かれたが、静電気によって、飛行船ヒンデンブルグの爆発が、起きる。 ナチスドイツ、第3帝国の陰謀が、偶然成功。 しかし、第3帝国は、ヘリウム禁輸の解除には失敗する。 映画では、ヘリウム製造会社社長が、禁輸解除要請の記者会見を拒否し、自殺したためとされる。 だが禁輸解除要請の記者会見があっても、米政府は、ナチスドイツを利するヘリウム禁輸解除をしなかっただろう。 飛行船ヒンデンブルグ爆発事故の原因について、多数説は静電気。少数説が、爆薬。 映画は、多数説と少数説を、うまく組み合わせている。

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