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ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀
2013年2月16日公開

ヒンデンブルグ 第三帝国の陰謀

HINDENBURG

1102013年2月16日公開

edo yabo

2.0

残念な作品、タイタニックにはなれなかった

1937年に起きた、飛行船ヒンデンブルグ号の爆発を題材にしたスペクタクルなサスペンスタッチのドラマとなっています。第二次世界大戦前夜ということもあり、同事故が政治的陰謀によって仕組まれたという説にのっとり、物語が作られています。 世紀の大事故と言われるこの事故ですが、同じように現在にまで語り継がれ、映画としても大ヒットしたタイタニックを意識し、または少なくとも頭の片隅には残り、この映画が作られたように感じます。大惨事を陰謀に絡ませながらもラブストーリーに仕立てるという盛りだくさんになっていますが、盛り込みすぎと感じました。しかし、豪華客船と違って客室の小さい飛行船では、このくらい盛り込まないとストーリーが持たないのかもしれません。 そして、結果的にバラバラ感が残りました。 物語は、陰謀の爆破は防げたけれど、結果的に事故により爆破炎上しました、というオチのような展開で、非常に残念です。気分悪く騙された感があります。(騙されるなら気分よく騙されたい。) 僕は、脚本のせいかもしれませんが、この映画の主人公たちに、全く魅力を感じることができませんでした。ラブストーリーがちゃちいので、良さが出ていないのかもしれません。 クライマックスの爆発炎上は、スペクタクルとしてはまあまあなのですが、客船沈没やビル崩壊などに比べて、その時間が短いので、パニックの度合いが小さく見えてしまい、映画としては損をしているように感じました。 現存する資料により精密に再現されたというヒンデンブルグの造形は見事で、一見の価値はあります。

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