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裏切りの戦場 葬られた誓い (2011)

L'ORDRE ET LA MORALE/REBELLION

監督
マチュー・カソヴィッツ
  • みたいムービー 40
  • みたログ 94

3.44 / 評価:36件

切り込みはいいが、踏み込みが浅く残念。

  • 映画生活25年 さん
  • 2012年12月9日 3時53分
  • 閲覧数 1244
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

フランス領ニューカレドニア。
1988年、現地部族の一部が独立を求めて武装決起、フランス憲兵隊宿舎を襲い、憲兵隊員27名と裁判官1名を連れ去り洞窟に監禁。
折しも本国フランスでは大統領選挙の真っ只中。
各陣営が対話路線と強硬路線に分かれる中、GIGN(ジェイジェン=国家憲兵隊治安介入部隊)が送り込まれる。

オープニングで鎮圧時の様子が描かれ「この作戦は失敗だった」とGIGNの交渉担当隊員がつぶやく。
本作はその隊員の視点による回想で、攻撃の10日前から描かれる。
上陸したGIGN隊員たちは人質の行方を捜索するが、その監禁場所はなかなか判明しない。
そんな中、二手に分けられて連れ去られた人質たちのうち半数が解放される。
もう片方は解放したというハッタリ交渉であっさり解放したのだ。
やがて残りのグループの居場所もわかるが、なかなか解放には至らず、隊員は監禁場所と本部を行き来し交渉、また部族長老たちも説得にあたる。

そういった様子が丹念に描かれているのだが、これが丹念過ぎで、冗長感を得てしまった。
オープニングでも描かれた映像の後はほとんどエピソードがなく、その後の経緯が字幕で示されるのみ。
たとえば、その後に政府の対応や隊員たちの行動が糾弾され、真相究明が求められる中での隊員たちの苦悩や葛藤、などのエピソードがあれがもっと奥深い感が出ただろう。

ただし戦闘シーンの映像は秀逸。
臨場感と緊迫感がみなぎる長回しは息詰まるほど見事だった。

過去の事件と現在進行とも言える問題に切り込んだ点は良かったが、さらなる踏み込みがほしかった。
また丁寧さが退屈感に繋がってしまう惜しい作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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