2013年10月19日公開

眠れる美女

BELLA ADDORMENTATA/DORMANT BEAUTY

1152013年10月19日公開
眠れる美女
3.7

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

昏睡(こんすい)状態の女性エルアーナ・エングラーロの両親による延命装置停止の訴えを認めた最高裁の認定の是非をめぐって揺れる2009年のイタリア。昏睡(こんすい)状態だった妻の延命装置を停止させたことを引きずる議員ベッファルディ(トニ・セルヴィッロ)は、エルアーナの延命延長法案の投票を前に悩む。一方、医師パッリド(ピエール・ジョルジョ・ベロッキオ)は盗んだ薬を服用して昏倒(こんとう)した女性を助けようとする。また、大物女優(イザベル・ユペール)は同じく昏睡(こんすい)状態にあるまな娘の姿をエルアーナに重ねる。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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予告編・動画

作品レビュー(18件)

切ない21.6%知的17.6%絶望的15.7%悲しい13.7%勇敢5.9%

  • fg9********

    4.0

    イザベル・ユペールの迫力と貫禄は流石

     …あらすじは、解説のとおり。  イタリアで実際に起きた安楽死(尊厳死)を巡っての事件を題材に3つのエピソードが展開するが、最初のうちは、何がどこでどう繋がっていくのか全く見当が付かない。  1つ目は、上院議員の父と娘のエピソードで、尊厳死を巡って意見が食い違っている。  かつて、その父親は病に苦しむ妻の願いを聞き入れて、延命装置を停止させた過去があり、娘はそのことを知らない。  その娘は、安楽死(尊厳死)反対の抗議集会に出かけて、そこである兄弟と出会い、その兄の方と肉体関係になるが、この展開はあまり好みではない。  2つ目は、薬物中毒の女性と青年医師のエピソードで、この女性は過去に何度も自殺未遂を繰り返していた。  今度も手首を切って自殺を謀ったが、青年医師に助けられて入院する。  しかし、意識を取り戻すや否や、またしても病室の窓から投身自殺を図ろうとするところを、寸でのところで青年医師に救われる。  『あたしのこと、助けようとしたって無駄だからね』、とこの女性が憎たらしく言っても、青年医師はこの女性の許を片時たりとも離れようとしない。  同僚の医師から、『そんな女、救おうとしたって無駄だ!結局は死ななけりゃ解かんないのだから』と言われる。  これも、歪んだ形の尊厳死?  3つ目は、元女優と延命装置に繋がれて植物状態にある娘のエピソードで、毎日、教会で娘の恢復を祈るものの一向にその兆しはない。  ある日、元女優は、家中の鏡を外させる。  その決断は、あることを仄めかしていた。  この元女優をイザベル・ユペールが演じていて、映画全体としては今一つ盛り上りに欠ける内容だったが、このシーンの彼女の迫力と貫禄は流石で、一見の価値は十分にあった。

  • ********

    4.0

    喜劇役者イザベル・ユペール

    2012年。マルコ・ベロッキオ監督。イタリアで起きた尊厳死をめぐる実際の出来事を元に3つの話が進行する。政治家の父と娘は母の死をめぐるぎくしゃくした関係が再燃し、昏睡状態の娘を看病する大女優は自らの娘の境遇を投影し、薬物中毒で自殺願望の女性患者を抱えた医師は推移を見守る。いずれも植物状態で生き延びるか尊厳死を選ぶかをテーマにしているが、それだけにとどまってはいない。 分かり合えない父と娘は最終的に誤解を解決しそうにないし、大女優の看病はどこか演技の延長線上にあるようだし、医師のヒューマニズムは男女の駆け引きのなかに消えそうな勢い。そういえば、どの逸話でも駆け引きが行われている。政治の駆け引き、演技の駆け引き、男女の駆け引き。 特にイザベル・ユペールがすばらしくて、どこか飄々とした喜劇役者のように、何をやっていても「演技ですよ」と言われているよう。最後は眠りながらシェイクスピア「マクベス」やってます。

  • ain********

    3.0

    宗教観でしょうね

    尊厳死の問題は、宗教観によって 大きく違うのではないでしょうか? まさに生命の尊さと、個人の尊厳は 対極に位置するため、ヨーロッパでも 国によって、アメリカでも 州によってバラつきがあるのでしょう。 3つの物語が交差する進行だが、 特に大女優の娘に対する愛情の話しは 尊厳だけでは片づけられないと思う。 特にカトリックでの国でもあるので、 日本のようには考えられないでしょう。

  • fic********

    4.0

    突っ込み所満載も、いい問題提起をしている

    重いテーマを、いくつかのモデルケースを例にあげ、 「あなたなら、どうする?」的な問題提起をしている秀作映画。 あまり強いメッセージを発信していない(意見を押し付けていない)のも、 好感が持てた。 尊厳死がいいのか、いや奇跡を信じて、生かし続けるのか どっちが良いかは、患者側と世話をする家族側で分かれる感じ。 確かに、家族に寝たきりの患者がいたり、精神疾患や認知症等で 目が離せない状況にあると、仕事にも恋愛にも悪影響があるのは確か。 普通の、当たり前の生活が出来なくなる。 医療費も膨大にかかる。 でも、愛する家族には、回復するかもしれないっていう 一縷の望みを託したい気持ちも分かる。 僕は、子供には、延命措置はしないでくれと言っているが、 この映画を観て、判断は間違っていないと思った。

  • いやよセブン

    3.0

    安楽死、尊厳死

    法律で裁くのは難しく、歴史的な背景から文化的な側面もある個人の倫理観が問われる安楽死または尊厳死の問題が描かれる。 この問題を法律で決めようとイタリア国会が開かれるが、ある政治家は自身が妻の尊厳死という経験があった。 女優の娘が植物状態になり、看病に専念するが息子たちは維持装置を止めるべきだという。 自殺願望の女性を救った医者は、目覚めたときに再度自殺するのを恐れ、付きっ切りで看病する。 三つの話は少しつながっているのだが、ラストはそれほど重苦しくはない。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

ヴェネチア国際映画祭第69回

マルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)

基本情報


タイトル
眠れる美女

原題
BELLA ADDORMENTATA/DORMANT BEAUTY

上映時間

製作国
イタリア/フランス

製作年度

公開日

ジャンル