作品レビュー(54件)
- あき
2.0点
セリフが方言のせいもあって聞き取れない。だいたいのあらすじはわかるけど、これは原作を省略した部分もあるのではないかと思われる男の一代記です。雰囲気はいいんですが。
- ひなりん
4.0点
ひたすら高良健吾さんがかっこいい!男はやはり浮気をする性なのかと思わせるストーリー。昔の方が今よりもっとあったのかな?
- nnn********
4.0点
時代背景はいつ頃なのかな。 けっこう古い感じ 高良健吾、高岡蒼甫、染谷将太が演じるのが中本家の血をひく男。 代々中本家の男は短命でみんな女に狂って死んでしまうんです。 なんかの祟りかい? 高良健吾が良かった。 映画によっていろんな顔を見せてくれる。 中本の血を呪い自分はそうなるまいとしても女にハマり落ちていく姿に見入ってしまいました。 色気があって危うい感じが漂ってました。 でも高岡さんも負けてないくらい良かったです。 染谷くんのシーンが少ないのが残念。 もっと人物像が見たかった。 三味線?の音楽が作品をいっそう物悲しいものにしていました。
- きむらおだお
3.0点
原作ありの物語。 まず演技、普通。 映像、普通。 演出、残念。 寝ている夫の頭側を通りますか?このシーン、何度も出てきてその都度違和感でした。 あと、建物や風情と人物の有り様に違和感。無理矢理大正から昭和初期を作り出してる感じでした。ここはもっとお金かけるなりすべきと思いました。 脚本、普通。 産婆という、生き物としての人間に向き合う価値観と、倫理や法といった社会の是とするもの、その齟齬がこの物語の悲劇を生んでいるとは思いますが、もう少し良い映画にできたのでは?と思いました。
- fg9********
2.0点
…あらすじは、解説のとおり。 原作は中上健次で未読だが、若松孝二監督の遺作らしいので観てみる。 冒頭、井本(井浦新)が女に腹を刺され、凄絶な死を遂げるところから始まり、今後の展開に期待が持てた。 この井本が死んだ日に生まれたのが高良健吾で、それを取り上げたのが産婆の寺島しのぶ。 以下、産婆の寺島しのぶが取り上げた、井本の血筋繋がりの3人の男の生き様が描かれている。 一人目の高良健吾は、演技は確かに達者だったが、その人物像はひたすら下半身がだらしがないだけの男としか映らなかった。 二人目の高岡蒼佑は、ヒロポン中毒・盗人中毒が嵩じて自ら撃沈するだけ。 三人目の染谷将太は、出番こそ少ないものの、寺島しのぶにしな垂られて男女の関係になるというお得な役どころ。 そして、寺島しのぶの旦那の佐野史郎は既に亡くなっていて、その遺影が喋る演出もどうかと思うが、その言によると、寺島しのぶは染谷将太だけではなく、高良健吾・高岡蒼佑とも男女の関係にあったということなのか? 産婆として取り上げた子等を愛しんでいるとばかり思っていたが……。 それで、彼らに対して、『生きているだけでいい。そのままでいい。』なんていうセリフは、何という驕りだろうと感じてしまった。 遺作にあまりケチは付けたくなかったのだが……『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』があまりにも鮮烈だったが故に、本作は残念無念と感じてしまった。
- うっでぃ
3.0点
ネタバレ高良くんの色気が半端ない
このレビューにはネタバレが含まれています。 - らいぴゅう
4.0点
ネタバレ女そのものという存在
このレビューにはネタバレが含まれています。 - toy********
2.0点
お産婆(寺島しのぶ)のオリュウノオバの回想で、自分が取り上げた中本の男たちを自分の子供のように語っていく。高良健吾、高岡蒼甫、染谷将太がそれぞれ出てきて、女癖の悪い男、盗みの男、締めの男として出てくる。 男優はそれぞれ若手でイイ表情しているが、三味線の音での歌声で哀愁を漂わさせたいのだろうが、淡々とした雰囲気でセックスシーンでも女の胸を殆ど出さない映画で監督のこだわりなのだろうがなんとなく物足りなさが出てくる。 「生まれては死んで、生まれては死んで、」オムニバスだからそういう感じなのだろうが、一人ひとりにとっては大事なことなので、この監督とは人格表現に対する価値観が合わない。大事な殺されるシーンや自殺するシーンなど、死ぬシーンはもっと大事に撮らないとそこまでのシーンが活きない。残念な映画である。
- hea********
5.0点
これ見て、すごいと思って原作者を調べてみたら、「軽蔑」の作者でした。 「軽蔑」も良かったし、この作品と共通するものがあるなと感心させられました。 真っ当には生きられない男たちと、それを見守る女。 本当にいい空気が表現されています。 高良健吾は自分的には若手NO1の役者です。 高岡蒼佑も高岡蒼佑に負けない演技をしていたし、寺島しのぶの存在感もすごいです。 もういう映画はもっと評価されて欲しいですね。
- ain********
4.0点
ネタバレ日本の文芸映画みたい
このレビューにはネタバレが含まれています。 - mv3********
4.0点
淡々としながらも力強く、 人間の衝動をあからさまに描く若松さんの作風は本作も変わらず。 彼の作品に出会ったのは浅間山荘の作品だった。 近年にあれほど衝撃的な作品に出会ったことはなかった。 作品のもつ圧倒的な不気味さは、 あの犯罪そのもので、あれを観ずして浅間山荘事件を語れないと感じるほどだった。 若松さんは思想的には左側の人間だろう。 左翼は大嫌いだが、彼のようなある種の純粋さは時に猛烈な世界観で圧倒する。 惜しい偉大な監督を失った。
- いやよセブン
3.0点
時代は昔、漁村で暮らす助産婦(寺島しのぶ)が死の床で、とり上げた子供の中で若くして命を絶ったイケメンの若者たちを思い出す。 女にモテ過ぎて殺される子、盗みの魔力にとりつかれた子など、オムニバス形式で展開する。 描かれる世界は独特で、私は入り込めなかった。 若松孝二監督の遺作。
- rix********
5.0点
ネタバレ心に残る秀作です
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 山下晴代
1.0点
結局なんでも「ピンク映画」にしなければ気がすまなかったのか。中上健次ほどピンクとはほど遠い作家もいないのに、いったいなにを思って映画化したのか。『千年の愉悦』のオリュウノオバは、どう考えても老婆だと思っていたのに、そして、いくら回想シーンだからといって、寺島しのぶを起用した考えもわからない。しかもドラマは単純に一本線のように進んでいき、奥行きがまるでない。いくらなんでも、これでは中上健次が泣くし、ラストの「オチ」みたいなシーンでは、泣くのを通り越して、のけぞる(笑)……かも。どうか、天国で、中上に、殴られないようしてください(合掌)。
- ごぉ
3.0点
艶聞の絶えない美男子の血筋。 高良健吾の男っぷりが素晴らしくイイ。 オチのつけどころは誰もが想像できるし、アレでいいのだけど。 できれば染谷将太(21歳)と“ああなる”のではなくて、高良健吾(26歳)と“ああなって”欲しかった。 高良健吾のおなごの惹きつけっぷりがまたイイ。 あかごの自分を取り上げた産婆である寺島しのぶ(41歳)ですら挑発するのがイイ。 高良健吾(26歳) 高岡蒼甫(31歳) 染谷将太(21歳) 三人の色男からの挑発(染谷はあからさまにはしていないか)の連続に、 ついつい、ふらりとイッてしまったか、寺島しのぶ。 三段オチぢゃあるまいし・・・ 本来なら、21歳の華奢なカラダに惹かれるものか。 40歳の無骨なカラダに惹かれるだろう。 (怠ったカラダには惹かれないけど) 高岡蒼甫のおなごに対する強引っぷりもまた見事。 「旦那がいるかどうかなんて関係なかもん。 要は、ほしいか、ほしくないかぢゃ」 (要注)詳細なセリフは違いますが。 世の中の女性が、いかに“イケメンだから”という理由だけで付いていくか、 という論拠は、テレビ番組企画の「イケメン北見のお泊りナンパ」で実証ずみなんですもん。 「そんな簡単にぃ~?」と思っているアナタ。 まだまだ甘い。 それにしても、高岡蒼甫がYahoo!映画に居ない。 高岡奏輔にしてみたってイナイ。 存在が消されたぁ・・・ おそらく彼の発言内容がモンダイなんだろうけど。 そしてYahoo!映画の反韓サイトっぷりが、あからさまだからだろうなんだけど。 純粋に映画ファンとしては、ねぇ~? GEO rental DVD
- rig********
4.0点
不道徳や犯罪を推奨するつもりはありませんが、どんなに頑張っても破天荒にしか生きられない、罪深い行為でしか生きてる実感を得られない血筋は確かに存在すると思います。 他人からみたら愚かな人生でも、罪も病も究極「死」でさえも産まれ落ちなければ経験できないこと、この世に生を受けた瞬間から仏になる準備ははじまっている‥ どんな生き様でも、産まれて生きて死んでいくことの有難さ‥ そんなメッセージが伝わってくる映画でした。 俳優さんも好みで、役柄に合っていたと思います。
- med********
5.0点
ネタバレ必然の両価性
このレビューにはネタバレが含まれています。 - 重村牧男
4.0点
中上文学は、主に被差別地域を描いたものである。 彼の原作映画も、公開当時にはわかっていなかったが『十九歳の地図』も『火まつり』も根底にあるものが、今ならわかる。 今回は理解した上で観ているので、彼等の持つ血の苦悩がよくわかった。 まずは舞台挨拶から。十三にある第七藝術劇場に行ってきました。 写真撮り放題、サイン入りパンフ販売、観客との質疑応答、お見送りこそありませんでしたが、若松監督の遺志を継ぐ舞台挨拶でした。 昨年、ガハハと笑う監督とお会いし、その直後に監督は交通事故でお亡くなりになりました。 佐野さんは、監督をアンゲロプロス監督と並べ例えていましたが、交通事故で亡くなったのも奇しくも同じですよね。 高良くんは、誕生日の日に自分が死ぬ場面を演じた事に運命を感じた話を。 高岡さんは、監督の破天荒な人生に比べればと自分の逆境を乗り越えたそう。 井浦さんの監督がホームレスにお礼を言ったエピソードは、本当に監督を知る人ならわかる若松さんらしいエピソードでした。 さて中上文学と若松監督が融合したこの映画は、とても静かでした(睡眠不足禁物)。 その中に宿命の血というどうすることもできない苛立ちが沸々と込み上げてくるそんな映画でした。 若手の方々は、若松組で本当にいい経験ができたのではないでしょうか。 時代はいつなんだろう。昭和半ばとしては、ちょっと新しい家が多いような気もするが。 また脱がなくてもいいのに脱いじゃうしのぶさん。 期待通り、私が脱がないでどうするのと言わんばかりに脱いでくれてます。 (優秀日本映画賞候補)
- mar********
2.0点
オムニバスと言うこともあるのか 物語に入り込めなかった 独特の雰囲気、音楽・・・しっくり来ないままに終わった感じです 若手の俳優人はなかなか良かったと思いますが 寺島しのぶのふけメークはちょっと違和感ありましたね もう少しうまくできなかったんでしょうか 期待して見たぶん 残念感のほうが強いです
- mom********
1.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。