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プラチナデータ (2012)

監督
大友啓史
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3.37 / 評価:1928件

作品のテーマは良かった!

  • jnl***** さん
  • 2021年4月13日 16時25分
  • 閲覧数 59
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

「で、何を言いたいの?」っていう映画が多い中、この作品はラストシーンの独白でメインテーマがきちんと回収されていたのでそこはとても良かった。

優生思想に抗う作品って古今東西たくさんあるけど、使い古されたチープな感情論ではなく「多重人格」という視点で攻めてるのがとても面白い。

生まれ持ったDNAにより思考回路や感情の振れ幅がパターン化されているのはフィクションではなく事実です。その事実をSFに混ぜて、「では同じ遺伝子の同一個体なのに人格が異なるのはどういうことか」というDNAの絶対的支配論にメスを挿れている…… おもしろ〜!!!

…………面白いんだけど、できればそこを掘り下げてほしかった(笑)

犯人はかなり早い段階で分かってしまったし、「主人格が誰なのか」というのも序盤で容易に分かるのでミステリーとしてはつまらない…… 多重人格という病気をそもそも知らない人ならビックリしたかもだけど。

ただ、タイトルの「プラチナデータ」の伏線回収も良かった。まあコレは映画の力というより原作の力だと思うけど。
……ただ、真のプラチナデータの意味が分かったときに「ま〜〜〜たアナーキー作品か」とガッカリしたのは事実なわけで。

政治家と警察を日本社会の真の悪者にしてるフィクション作品、多すぎない?
いや政治家と警察、その他上流階級層の闇は確かにあるけど、そこをパンドラの箱みたく描くなら海外の犯罪者とか犯罪グループについても触れろよ。と思った。

たぶんね、DNAがnot foundになる犯罪者はプラチナデータに記載されてる特権階級の日本人よりも、そもそもDNAを採取されていない外国人の方が多いわけで。

事件検挙率100%、冤罪率0%。
……ありえねぇ〜!!! 鎖国時代の話ですか?

「日本に蔓延る真の悪者は特権階級の偉いさん」と皮肉を込めるのもいいけど、こういうフィクション映画を鵜呑みにして「政治家は悪!」「警察は悪!」と騒ぎまくるアホが多い現代社会なので…… うーーーん。

まあ、それなりに面白かったのは面白かった。うん。絶賛するほどではないけど……駄作とまでは言えないかな。この作品を駄作と呼んでしまうと、本当に駄作の映画には目も当てられないから。(それくらい邦画のクオリティが全体的に低いんだけどね)

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