2013年4月6日公開

君と歩く世界

DE ROUILLE ET D'OS/RUST AND BONE

R15+1222013年4月6日公開
君と歩く世界
3.5

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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

南仏の観光施設でシャチの調教師をしているステファニー(マリオン・コティヤール)は、ショーの最中に事故に遭い、両脚の膝から下を失ってしまう。失意の彼女を支えたのは、不器用なシングルファーザーのアリ(マティアス・スーナールツ)だった。粗野だが哀れみの目を向けずフランクに接してくる彼と交流を重ねるうちに、ステファニーは次第に生きる希望を取り戻していく。

シネマトゥデイ(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(93件)

切ない15.0%勇敢12.8%セクシー12.0%悲しい7.7%絶望的7.7%

  • ナナシ=ロボ

    4.0

    「階層」への解像度

    「シャチのトレーナー」 「賭博闘技のプレイヤー」 「賞味期限切れ近い商品を盗むスーパーのパート」 「スーパーのパートの動向を盗撮する"闇"監視カメラ業者」 例えば、この辺と移民の相まった階層への理解度が決定的に足りない日本の観客としては、すごくモヤモヤ。 でも★は4つ💦

  • oir********

    2.0

    身障者ロマンスではなく底辺リアルを淡々と

    描写する。というかそれらの混合劇が散文的に語られるといった風。 タイトルや粗筋の文面的に両足を失った女性を静かにがっしり支える男、といったハートフルラブロマンスなのかと思っていたが、そこはフランス映画的なやるせないリアリズムが主要な基調。 ※日本の配給会社の悪い癖で、素っ気ないリアリズム映画を何とかハートウォーム的な方向に無理やり印象付けようとする傾向がある。 ラスト感動のクライマックスに向けて盛り上げようとする演出ではなく、割合呆気なく終わってしまうのもフランスらしいと言えばらしいが、見ている側は結局何ら共感できるわけでもなくすかされたような気分になったのが正直な所。 とはいえ、問題を抱えていた登場人物たちがそれぞれ希望を持てるような雰囲気が匂わされてのエンドは、多少の救いだったと言えるのかもしれない。 2.3の二つ星

  • ksp********

    3.0

    ネタバレ芝居は素晴らしいが

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • nor********

    5.0

    私たち自身にもある各々のハンデについて

    この映画は、もちろん両脚を失うというハンディキャップを持った女性が、自分自身を取り戻すまでの過程を追った作品なんですが、あくまでそれは筋書きの一部分でしかなくて。 シングルファーザーの男性主人公の方は温かい偏見のない性格なんだけど、倫理観も恋愛観も生活設計もルーズで欠落していて、勿論彼は身体こそマッチョで健康なんだけど彼のこの内面の欠落の方が、両膝下が無いのと同様にあるいはそれ以上に深刻。 まあ、マリオン・コーティヤールさん演ずるヒロインも、脚を失う前も後も、元々の性格は大胆と言えば聞こえはいいものの、短気でヒステリックな褒められないタイプ。 この凸凹な完成されてないカップルとその周りの人達の地味なようで荒波に満ちた物語は、本当に私達の世界そのもの。 大きなハンディキャップを題材にしながらも、人間って皆完璧な形ではなくて、内面や外見でも何かしらの欠落があり、自覚無自覚に関わらず、そんな自分を必死に切り盛りして生きていくしかない、そしてそこにこそ人間の希望がある、という地に足のついたメッセージを受け取った気がします。 男性主人公を演じたマチアス・スーナールツさんは、カメレオン俳優さんとはこの事で、端正な美形なのに、身体から動作からすっかりだらしなくってゆるくって、主人公そのものだった。惚れ直しました。 ジャック・オーディアール監督の作品は初めてなんですが、とても気に入りました。 イメージワードに一つも合致しない作品は初めてかも、敢えていうなら、リアリティ、かも。

  • つとみ

    4.0

    オーディアールの意地悪と優しさが好きだ

    見始めて、思っていたより後ろくらく、シーンが急に変わるなと感じていた。 フランス映画はこんなだったかなと考え始めた時、思い出した。ジャック・オーディアール監督作品だった。 オーディアールだから観たかったのだ。オーディアールだから観ているのだった。 オーディアール監督の編集は少々不親切。理解が追い付くギリギリくらいに分かりにくい。しかしそれが良い。 物語が始まって、徐々に沈んでいき、エンディングでふわっと浮かび上がる。これが好きだ。 唐突に優しさで包まれる感じなのだが、そこに至るまでにしっかりと必要な描写を積み重ねているので、完全な理解は出来なくとも納得できる曖昧さも良い。 最初の設定から受ける印象と全然違う方向に物語が進むのも面白い。しかしこれはダメな人も多いだろう。予想を裏切る展開と期待を裏切る展開は同じことだが意味が異なる。 さて本作はどうだろうか。 アリという男は面白いキャラクターだ。単なる粗野な男にも見えるが人並みの優しさも持ち合わせている。 彼にとってはあらゆることが特別ではない。姉、仕事、両足を失ったステファニー。 ステファニーは自分に哀れみを見せないところにひかれていくのだが、逆に言えばアリにとって特別な存在になれないことも意味する。 原題は「錆と骨」 錆は傷という意味合いもあるらしい。多分その解釈でいいだろう。 骨は、エンディングでアリが語る言葉そのままだろう。折れた骨は元通りにはならないが治る。元より強くなることもある。人にも同じことが言える。 自分本位だった二人が傷つくことでお互いの必要性に気付く物語。 オーディアール監督らしく、荒々しい力強さがあるのに繊細で、時々、目を見張るシーンがある。 傑作とまではいかないけれど、良い作品だった。 二時間で人の成長をしっかりと描けるオーディアールはやっぱり好きだ。 好きだと断言できる数少ない映画監督の一人。

スタッフ・キャスト

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基本情報


タイトル
君と歩く世界

原題
DE ROUILLE ET D'OS/RUST AND BONE

上映時間

製作国
フランス/ベルギー

製作年度

公開日