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はじまりのみち
2013年6月1日公開

はじまりのみち

962013年6月1日公開

rhd********

3.0

正直なところ、そーか…。

クレヨンしんちゃん『オトナ帝国の逆襲』、『戦国大合戦』という、アニメ映画の枠を大きく超えて、日本映画でも屈指の作品を成した原監督の実写映画、という事で否が応でも期待が上がりすぎてしまいました。 どーなんでしょう?私には「アニメ的」なキメ画が多分に見えてしまい、演者さんたちの演じる人間像があくまで背景の一部、画の一部になってしまっている様に映り、どーにもなんとも…。 木下さんの同期である黒澤さんも絵コンテでしっかり撮りたい画を組み立て、カメラに収める画は全てコントロールしたい監督だったと聞きます。自然、風景をも自分の映画の中の画ではコントロールしたがったと。 今作の原監督にもそんな匂いを感じましたが、いかんせんそこは実写。予期せぬ動きをする自然物、生身の俳優を相手にするのはどーにも歯がゆかったのでは? 風景の美しさとそこに映る人間たち。背景を背景としてではなく「画」としてしまうには、著名な演者さんたちでは少々定着している色がキツすぎまいか?と。 その中でも加瀬さん、田中さんの櫛のシーンでは流石の貫禄でグッと人間が前に出てきてくれてとても良いシーンでした。 斉木さんも冒頭シーンではめずらしく映像にハマるお芝居をされてて「お!?めずらしく良いお芝居だ。斉木さんなのに!」と思ったり。いや、大好きなんですけども、なかなか映像では活き難い俳優さんなので単純に嬉しかったのです。 斉木さんのあの妙な存在感と原監督の相性が良いのかも。 所々で涙は零れましたので、また実写を監督される機会があるのであれば期待しています。 宮崎あおいは全く不要ですね。あれならもっと無名の女優さんにチャンスをあげる意味で使った方が数十倍意味があったと思います。ナレーションも下手ですし。

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