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かぐや姫の物語 (2013)

THE TALE OF THE PRINCESS KAGUYA

監督
高畑勲
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  • みたログ 5,696

4.02 / 評価:4757件

教養ある人の解説で初めて触れる感動と鳥肌

  • kiz******** さん
  • 2020年4月25日 11時50分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

ジブリ作品はほとんど観て来たにも関わらず、このかぐや姫の物語は実に7年間も見過ごしていました。大変勿体ない事をしてしまったと後悔しています。
コロナ自粛中で暇だしどうしようと思っていた時、偶々YouTubeで岡田斗司夫チャンネルの平成狸合戦ぽんぽこの解説をされている動画を拝見し、打ちのめされる思いがしました。視点を変えるだけで、こんなに作品の印象が変わってしまうのか…。自分は今まで何を見て来たのか、と怖くなる思いもあり、
「高畑勲作品をもう一度しっかり観よう」と決意、このかぐや姫の物語を観るに至りました。
この作品は凄いです。(語彙力の無さをこれ程悔やんだことはありません。)
最後かぐや姫が地球を振り返り、目には涙を浮かべていますが、それが自分でも何故か分かっていない様子が描かれていて、視聴者の自分も同じような状況になりました。エンディングに流れる[いのちの記憶]を聞きながらどうしてか分からない泣きかけの状態、感動したいのだけど出来ず、絶望したいのだけど出来ない、そんな漠然とした無力感に襲われて、言葉を失いました。
かぐや姫の今まで経験してきた事、感じて来た事が忽ちに消滅する感覚…、でも死ぬ訳でもない、苦しい思いをするでもない…。
バッドエンドの映画作品は沢山観てきましたが、悲しさの質が今までになく、深いのか浅いのか、大きいのか小さいのかもよく分からない不気味さが本作にはありました。
高畑勲という人でなければこれはつくれない。そう確信出来る作品でした。
世間に過小評価されているからそう思うのではなく、視点や、掛けているメガネを変えると其処に今まで見えなかった物が映り、衝撃を隠せないという感じでしょうか。
より多くの方に観て頂きたいですが、ジブリという入口からは入らないように気をつけてほしいです。其処から見るとおそらく退屈すると思うので…。
高畑監督の新作を観る事はもうないんだなと寂しい思いが沸き起こりますが、
「今まで自分が間違っていました、ごめんなさい。」と親に反省の弁を述べるような気持ちでいます。
そして高畑作品への正しい視点と切り口を教えて下さった岡田斗司夫さん、有難うございます。
素晴らしい作品の数々をもう一度、視点を変えながら観直して来ます。それでは

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物語
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