こういう映画で一番大事なこと
- unittrader さん
- 2013年7月28日 21時59分
- 閲覧数 893
- 役立ち度 14
- 総合評価
この映画はポケモンの映画です。それを忘れてしまったようなレビューが多いのがある意味驚きなんですが、ポケモンの映画としては大事なポイントを押さえてあると思います。それは何か。ポケモンの映画なんだからポケモンの映画らしい、ということでしょう。
いい比較対象が、某国民的猫型ロボットの映画でしょう。作者が亡くなった後、かなりの迷走を続けているあのシリーズですが、一言で言えば「らしくない」作品が増えました。いろんな監督や脚本家を呼ぶのはいいんですが、みんなでよってたかって作品をいじり回して、結局のところ「らしくない」作品に仕上がってしまう。その愚を犯していないこと、そこが一番大事なことだと思うのです。
物語は、サトシとピカチュウがゲノセクトのトラブルに巻き込まれ、それを持ち前のポケモンへの愛情と熱血で解決してゆくというもの。レビューの中には、ゲノセクトやミュウツーの背景とかが出てこないからどうこうというのが目立ちましたが、それってたぶん、サトシたちも知らないことです。彼らの行動は映画の中の彼らの立場と視点に対して「彼ららしい」ので、子供たちも素直に喜んでいたし、付き合わされるこちらとしても、素直に一緒に見ていられました。
まだ映画は3回しか見ていないポケモンですが、変な大人の理屈を持ち込まず、このままずっと子供たちのためのポケモンであってほしいと思います。
詳細評価
イメージワード
- 楽しい
- 勇敢
- かわいい
- かっこいい
- コミカル
このレビューは役に立ちましたか?