2013年4月27日公開

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮

EN KONGELIG AFFAERE/A ROYAL AFFAIR

PG121372013年4月27日公開
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
3.8

/ 175

27%
41%
25%
2%
5%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(34件)


  • ina********

    5.0

    歴史的な話

    日本の題名がひどすぎる。安ぽいイメージの題名のせいで作品が勿体ない。 デンマークの政治の話が中心で内容はとても面白く素晴らしかった。 衝撃的な終わり方だったが、最後聡明な子供たちに国の行方の救いを感じた。

  • ras********

    4.0

    ネタバレ見応えのある宮廷政治ドラマ

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • あき

    3.0

    デンマーク歴史大作

    ちょっとはしょってるなと思ったらテレビドラマなんですね〜。マッツミケルセン見当てで見ましたがかっこよすぎるかなぁ。実際はもっと野心に満ちた人物だろうと思いました。ともあれピュアな自由啓蒙主義がやりすぎた感じは伝わりましたよ。

  • サラ

    4.0

    史実だけど面白い

    王室歴史メロドラマだけど、ストーリーが面白い。国王クリスチャンがちょっと心に障害のある人で、大半が幼稚な子どもみたいなんです。でもマッツに頼るところとか愛らしくて憎めないんですよね。王と王妃と侍医それぞれ良心的な正直者。計算高い人達だったら歴史が変わってたかも。息子のフレデリク6世の即位の経緯にはジーンときます。アリシアちゃんとマッツのダンスシーンが美しくて良い作品でした。

  • cha********

    4.0

    ネタバレ悲劇的

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • fg9********

    4.0

    でも、この王、嫌いじゃない

     …あらすじは、解説のとおり。  18世紀のデンマークの王室が舞台で、史実を基に描かれているらしい。  王クリスチャン7世(ミケル・ボー・フォルスガード)はイギリスからうら若き王妃(アリシア・ヴィカンダー)を迎えたが、この王ちょっと精神病み気味で、娼館などで遊ぶことは好きだが、王妃とは一子を設けるともう無関心で別居状態。  そんなある日、王お抱えの町医者(マッツ・ミケルセン)を迎えるのだが、この医者は啓蒙思想の持ち主で、王もたちまち感化されて、様々な斬新な施策を打ち出していく。  国政の実権はこの医者が握り始めるのだが、皇后様他の貴族たちは面白かろう筈がない。  実は、王妃もこの医者の思想に傾き始め、心ばかりか身体まで傾いて子供まで授かってしまう。  その不貞が暴かれ民衆からも反感を買い、王妃も医者も……といった内容。  王は、王妃のことを『ぼくのママ』なんて呼んじゃったりするもんだから、王妃から『あたし、あんたのママなんかじゃない!』と横っ面を叩かれるシーンは痛快だった。  でも、この王、嫌いじゃない。  精神が病んでいるというよりは、邪気がなくて、子供の心を持ったまま大人になってしまった純真無垢のようにも感じた。  そんな役柄をミケル・ボー・フォルスガードが好演していて、結末も、旧弊に一筋の光が差し込む幕引きはなかなか好感が持てた。

  • meg********

    3.0

    マッツ、セクシーです

    そしてこれが実話だという事にも驚かされた

  • kps********

    3.0

    ネタバレ全般レベルは高いがブレイク感が無い

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bun********

    5.0

    俳優陣が魅力的

    マッツ・ミケルセンの存在をこの映画で知りました。 デンマークでは有名で007にも出演していたんですね。 知的で愁いのある雰囲気且つセクシーで魅力のある俳優ですね。 既に好きな俳優さんの1人です。 借りようか迷っていて「偽りなき者」も見たくなりました。 長い映画でしたが長さを感じることはありません。 実際にあった話と分かってびっくり。 王妃役、王役の俳優も熱演していて完成度が高くとても見ごたえのある映画です。 予備知識あっても無くても楽しめるはず。

  • いやよセブン

    4.0

    デンマーク王室でも

    18世紀のデンマーク王室、能力がないと自覚している国王クリスチャン7世の下に、イギリスから妃カロリーネがやってくる。 国王のバカっぽさに呆れ、男子を一人もうけると、お勤め完了と別室に移る。 そんなときにドイツ人の医師ヨハン(マッツ・ミケルセン)がやってきて、国王は頼りっきりになる。 執政は貴族からなる枢密院が支配しており、国王とは名ばかりの状態であった。 カロリーネとヨハンは愛し合うようになり、子供ができてしまう。 国王は枢密院を解散し、貴族を遠ざけ、ヨハンに全権を任せる。 気に入らない貴族たちは皇太后を中心としたクーデターを引き起こす。 しっかりとした骨組みのドラマで、とても見ごたえがある。

  • ごぉ

    3.0

    史実ですか。そりゃ凄いとしか言いようが…

    虚け者のデンマーク国王。“のぼうの王様”とでも言おうものか。 英国から嫁いだ王妃カロリーネ・マティルデ(アリシア・ヴィキャンデル)。 「どのようなお方かしら?」うら若き乙女のように、若き国王クリスチャン(ミケル・ボー・フォルスゴー)に期待するのだが。 如何せんダメ人間っぷりが甚だしいクリスチャンに愛想を尽かす。 一緒に居たくないし、できればセックスもしたくない。 跡継ぎをひとり拵えたら、後は、お役御免。 国王なんて、勝手に娼館で遊んでいればいい。 夫、元気で、留守ばかり。 息子の成長だけを楽しみに。 そんな生活を送っていたのだけど。 クリスチャンのお気に入り人物で、一気に側近の立場までのし上がったのは、一介の医者ヨハン(マッツ・ミケルセン)。 ヨハンの魅力にぞっこんになったのはクリスチャンだけでなく。 王妃カロリーネが、なんと大接近。 ついにはクリスチャンの目を盗んで、逢引きを重ねるようになるのだが・・・ 無計画にセックスしまくれば、できちゃうのは当然。 内緒で産んでもそりゃあバレちゃうのは必然で。 デンマーク国内の政情を交えながら、なかなかドロドロの不倫劇が繰り広げられるのだ。 (ちなみにデンマーク史の勉強にはなりました。) なんともまあ、映画的。 あ、史実なんですねえ~。 そう云われると、凄いしか言いようがありません。 GEO rental DVD

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレ昔の恋は命懸け!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • じゃむとまるこ

    4.0

    マッツ・ミケルセンに魅せられる。

    デンマークでは誰もが知るらしい実話を基に描かれた王室スキャンダルとその時代背景を堅実な手法で映画化した秀作です。 ”実話”というのも解釈の違いでどのようにも描けると思うのですが、本作は極めて好意的な解釈で愛欲の泥沼になっても仕方のないようなお話を、格調高い歴史ドラマに仕上げていて見応え充分。 18世紀後半のデンマーク、絶対王政末期、精神を病んだ王クリスチャン7世の侍医となったドイツ人医師ストルーエンセ、国王の信頼を得た彼は次第に王を操り啓蒙思想に則り庶民のための政治改革を断行していく、事実上の摂政状態に旧来の実力者であった貴族たちは不満を募らせ政変を画策するようになる。 野心的人物としてより、理想主義者としてストルーエンセは魅力的な人物に描かれてる、王の信頼と友情を得るのも尤もなことだし、奇行に走る王と心通わせられない孤独な王妃が啓蒙思想を介して彼に惹かれていくのも説得力がある。 王と王妃と侍医の三角関係は各々の愛と信頼で危うい均衡を保っていたが、もちろんそれがいつまでも露見しないわけもなく、宮廷の権謀術数に翻弄され歴史の流れに呑み込まれてしまう。 ストルーエンセの啓蒙思想を民衆が理解するには時代が早すぎたし、王妃との関係はあまりにも思慮分別を欠いていたというべきだろう。 キャストが素晴らしい。 ストルーエンセ役のマッツ・ミケルセンがフェロモン全開、知性的でセクシーで王を魅了し、王妃の心を奪うのも説得力があります、野心的で王の妻を奪い良心の呵責も感じていないようなのに、納得してしまう格調高さがありました。 王妃カロリーネ役、アリシア・ヴィカンダーは俗に堕ちることなく、透明感のある上品さで、ストルーエンセが逃れようもなく惹かれてしまうのも納得の魅力、「アンナ・カレーニナ」のキティ役だったようですが、キーラ・ナイトレイの美貌の輝きに圧倒されて気が付きませんでした、容貌だけでなく、しっとりと落ち着いたハスキーな声にも魅力がありました。 仮面舞踏会でこの二人が恋に落ちるスローモーションのシーンはゾクゾクする魅惑を放っていました、名シーンと言えます。 そして王、クリスチャン7世役のミケル・ボー・フォルスガード、精神を病んで幼児性が残ったままで妻をママと呼ぶ幼さ、子どもゆえの純真さが痛々しい、ストルーエンセを頼みに思う心が切ない、この王の心が、観賞後に深い余韻を残す要因の一つになっています、称賛されるのもうなずける演技です。 彼らの三角関係が見事な人間ドラマとして結実しています、しかし、しかし、評価が満点に出来ない理由があるのです、それは、実際のストルーエンセは実はこういう人物ではなかったのではないか?ということがストーリーの中から読み取れる気がするからです。 実話でなければ問題のないところなのですが、美しく作るには無理があるお話ではないかという思いが拭えないのです、その違和感が感動を妨げてしまうのです。 映画として堅実に作りこんである出来で、映画のみで判断すればよいのでしょうが、それができないのは致し方ない。 ラストシーンが希望の持てる好感度大なのも良いのだが。

  • hir********

    5.0

    A・ヴィキャンデルの出世作になるだろう

    精神的に病むデンマーク国王クリスチャン7世の侍医となったストルーエンセ(マッツ・ミケルセン)が、しだいに国王を意のままに操って枢密院から政権を奪っていくようすを軸に、王妃カロリーネ(アリシア・ヴィキャンデル)との禁断の恋を絡めた物語だ。これが、18世紀のデンマーク王室で起きた史実を元にしていることには驚きを隠せない。 137分の尺は、まったく長く感じない。脚本が丁寧で、物語をしっかり見せる力があった。例えば、カロリーネが知的な女性であることを観客に伝えたいときは、それをセリフで表現するのではなく、本棚に置かれたルソーの「社会契約論」を話題として取り上げるなど、映画として映像を中心に伝えることができている。首尾よく政権を握ったストルーエンセが、国王に応対することがしだいに面倒に感じてきたことを伝えるときも、敵対する貴族たちと同じように国王を粗雑に扱っていくようすを描くことで、自然に映像として伝えることができていた。 冒頭のカロリーネが2人の子ども(フレデリクとルイーセ)に宛てた手紙を読むシーンが、巧妙にラストのシーンにつながっていた。亡き母の元を訪ね、その手紙を子供たちが読むシーンはとても余韻がある映像だった。さらに、それに続いて「後に、フレデリクは、皇太后の一派を追放して、ストルーエンセが行った改革を継承した。」という内容の字幕が映されたが、ストルーエンセの遺志をしっかりと受け継いだものとなっていて、本作の魅力をさらに確固たるものとしていたと思う。 マッツ・ミケルセンは、本作と同年に製作されたカンヌ国際映画祭の男優賞受賞作の『偽りなき者』のときは、主役としての存在感にやや物足りなさを感じたが、本作では、終始、圧倒的な存在感があった。本作は、まさに「北欧の至宝」と言われる彼のための映画に仕上がっていた。 本作が、アリシア・ヴィキャンデルの出世作になることは間違いない。『アンナ・カレーニナ』のときと同様に、舞踏会での優雅さと華やかさには目を見張るものがあった。また、ストルーエンセとの絡みでは、きちんと体当たりシーンになっていたのはよかった。しかし、ストルーエンセとカロリーネの関係を考えると、脚本的には、もう少し濃密に絡んでもよかったのではとも感じた。 『アンナ・カレーニナ』では、キーラ・ナイトレイがアンナ役で主演をし、ヴィキャンデルはキティ役で脇役だった。しかし、特に物語の終盤では、どちらが主役か見間違うほどの輝きがヴィキャンデルにはあった。 そのヴィキャンデルが、本作で王妃カロリーネとして城の庭のベンチに座っている映像を見たとき、色合いや画角が『つぐない』で主演をしたときのキーラ・ナイトレイの林の中のシーンに非常によく似ていた。何か、運命的なものを感じた。ヴィキャンデルも名女優としての階段を着実に上っているように思えた。 皇太后やその側近たちとストルーエンセとの権力争いにはすさまじいものがあるのはわかったが、皇太后役のトリーヌ・ディルホムが『愛さえあれば』のイーダに見えてしまって、なんだかコメディーチックに見えてしまい、畏怖の念を感じることはできなかったことが残念だった。 P.S. 本作は、2012年ベルリン国際映画祭の銀熊賞(脚本賞)を受賞しただけでなく、デンマーク王クリスチャン7世を演じたミケル・ボー・フォルスゴーが銀熊賞(男優賞)を受賞した作品です。 2013年7月20日鑑賞 パンフ:買った。ストルーエンセの時代(18世紀後半)のデンマークの解説や王室の系図が載っている。写真は少なめで、企業の広告が5ページ分ある。

  • shoko

    4.0

    こんな史実があったなんて!

    昨年からずっと見たかったこの映画、やっと機内映画で見ることがありました。デンマークの歴史ものだけど、英語圏でずいぶん人気が高かったんですよね。今回鑑賞して納得です。 このような史実があったのを知らなかったのにまずびっくり。 町医者出身の王の侍医がデンマーク王妃と愛人関係をもち、精神の病いをもった国王の絶大な信頼を得、しまいに王にかわって自分が政治の実権を握る、という話は、例えばフランスが舞台だったらそれこそ「愛と欲望の」、といいたくなるところだけれど、この映画はむしろ医者ストールエンセ(マッツ・ミケルセン)、キャロライン王妃(アリシア・ヴィキャンデル)、そして国王クリスチャン7世(ミッケル・フォルスガード)にまで同情的で共感を呼ぶような方向で描いているので、「欲望の」というよりは、重みのある歴史絵巻を見たような気持ちになります。 それにはやはり製作者の、もしくはデンマーク、そしてヨーロッパでのこの出来事に対する現代の評価があらわれているのかもしれませんね。 啓蒙主義を理想とする改革を行ったストールエンセ。 彼を演じたマッツがとても魅力的なこともあり、引込まれて鑑賞しました。 それにしてもヨーロッパでは精神疾患をもった王族が多かったような。。クリスチャン7世も重なる近親結婚による遺伝子障害の影響をうけていたのかもしれませんね。 おもしろかったです。星4つ。

  • kan********

    5.0

    とても良くできた作品☆

    これと一緒に借りた映画が たまたま同じデンマーク映画(偽りなき者)で しかも偶然同じマッツ・ミケルセンの出演という事で この人ほんとよく使われるだけあってオーラがありますね。 この作品の感想はというと、 実話を本当に上手く再現していたと思います☆ そしてそしてなんてったってクリスチャン、カロリーネ、ストルーエンセの 1人1人の個性をちゃんと際立たせてるところも すごく良いなと思いました☆ こういう歴史モノって特に目立つ人が偏りがちになる印象があったんだけど、 この作品においてはとても丁寧に3人にちゃんとスポットを当てていると 思いますね。 暗い作品ではありますけど、なかなかロマンチックというか、 まぁ悲劇ではあるけれどもどこか美しいというか、 そういうお話ですね。 なんか悲劇な恋愛のおとぎ話という感じで、 こういう似たようなお話は他でもなんか観た事はあるけど、 それでもこうやって改めて映像として実話を観るのもすごく新鮮なので 歴史ものとか恋愛ものが好きな人は一度観てみてはいかがでしょうか♪

  • oce********

    4.0

    国王と姫と侍医

    デンマークではこのお話は有名らしいが、初見の身からすれば要は三角関係の恋愛事情なだけ。 問題はこれが国王と姫が関わっていたということ。 デンマーク王のクリスチャン七世と結婚した王妃カロリーネ。 しかし世継ぎが出来て以降は精神を病んでふさ見がちに。そこで王は医師のストルーエンセを侍医として雇う。 だが医師と王妃は急速にその仲を接近させていく。 王がいかにもバカ殿みたいな容姿で出てくるが、医師との出会いによって変わっていく件。 そして侍医は国政に深く関わっていく。 マッツ・ミケルセンの余裕たっぷりな上流階級ぶりが発揮されており、やはりこの俳優は役柄によって化ける。 恋愛のねじれがそのまま、議会との駆け引きにつながるやり取り楽しめました。

  • mj2********

    5.0

    90点。完成度が高い胸に迫る映画

    脚本、演出、役者陣、映像…etc全てに欠点が無い素晴らしく完成度の高い作品だと思います。 歴史の勉強になりつつも劇中で描かれる物語、恋愛、パワーゲーム、人間への尊厳等全て現代にも通じる普遍性を持っており とにかくスクリーンから目が離せません。 唯一もうちょっとだけ描いて欲しかったのは農民や町民の過酷な日常生活です。草原で晒し物になっている男性などがちょこっと出てはいましたが、まだあの辺の描写を増やせば啓蒙思想の大切さと既得権益を手放さない貴族たちの愚かさに厚みが出て良かったと思います。

  • Kainage_Mondo

    5.0

    トリアーはんは制作総指揮なので大丈夫。

    地味な題名に煽情的な副題がくっついた本作。あっさりスルーしかけたのを踏み止まったのは、ラース・フォン・トリアー の名前を予告編で見たからだった。えっ ? 彼が自国のコスチューム・プレイを監督とは~と吃驚し、どんな怪作になるのかな~とわくわくしていたら、何と制作総指揮だって。わくわくして損した気持ちになったが、その代わり ( 笑 ) 真っ当で重厚な歴史劇を観ることができたし、デンマークの歴史の勉強もちょっぴりできた。監督に変な介入をしなかった制作者トリアーに感謝したい。 話は1766年~1783年 に至るものだが、初めの6年余の激動のドラマが本作の中心だ。ドイツ人の一介の町医者 ヨハン・ストルーエンセ ( マッツ・ミケルセン ) が、如何にしてデンマーク王室に入り込み、政治を牛耳るまでになったのか、という物語。 奇を衒わず、語り急がず、順序正しく節度をもって積み重ねられるエピソード ・・・ 非常にオーソドックスな演出で、ヨハン が クリスチャン7世 ( ミケル・ボー・フォルスガード ) の信頼をどのようにして勝ち得たか、イギリスから嫁いでいた 王妃カロリーネ ( アリシア・ヴィキャンデル ) の心をどのようにして掴んだか、非常な説得力をもって示してくれた。 はじめに愛欲ありきではなく、当時ヨーロッパを席捲していた啓蒙思想を中心に据えたのも巧かった。教会と貴族に隷属させられ、その支配から脱出できない農民・庶民という図式の旧体制。その弊害 ----- 街の不潔や天然痘の流行、厳しい検閲や罪人の拷問死などなど ----- を打破すべく腐心する、庶民の味方としてヨハンを描きながら、その改革が蟻の一穴から崩れ、反対勢力の巻き返しを許してしまう無念を強調することで、デンマーク王室の歴史的スキャンダルに止まらない 意味 を、物語に与えることに成功した。 【 余談 】 マッツ・ミケルソン は高邁な理想に燃える啓蒙思想家の医師を熱演。偽りなき者 → 偽りある者 に転落したのも相手があれほどの美人であれば宜 ( むべ ) なるかなと思わせた。アリシア・ヴィキャンデル は美貌 & 演技とも申し分無し。スウェーデンの有望株なんだって。12年 「アンナ・カレーニナ」 のキティ役でもあったらしいが本作で断然注目、今後の活躍を祈りたい。

  • win********

    4.0

    愛と欲望の果て

    精神を病んだデンマーク王クリスチャン7世 15歳で嫁いだ王妃カロリーネ 啓蒙思想家の侍医ストルーエンセ この三人の史実に基づく三角関係を描いた格調高い作品。 宮殿の豪華絢爛な生活や貴族たちの利権争いだけでなく、 民衆の苦しい生活も浮き彫りにした事で、 ストールンセの目指した改革へ 王妃も王も傾倒していく気持ちがよく理解出来た。 歴史物としても秀逸な作品だけど、 国王と王妃とその侍医の関係が、 それぞれの立場から丁寧に描かれていて共感出来た。 もしかしたら、王妃にとってストルーエンセは初恋かも知れない。 立場上仕方ないとは言え、政略結婚の後に本当の愛を知るなんて、 “不倫”の一言で片付けるには余りに可哀想に想えた。 時折、知性を感じさせるが奇行を繰り返し、 (wikiによれば偏執狂や総合失調症らしい) 周囲の理解を得られない孤独な国王と そんな夫に失望した孤独な王妃。 そんな孤独な二人の心を救った侍医。 うまくやればバランスが保たれそうな三人だったのに……。 人の欲望は果てしない。 性急な改革は命取りだし、 何より王妃が侍医の子を妊娠した際に 「男子を産んで欲しい」と臨んだのには、 そこまで望むか…と驚いた。 彼らが様々なものを犠牲にして思い描いた未来が、 子に受け継がれた事が何よりだった。

1 ページ/2 ページ中