レビュー一覧に戻る
ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮
2013年4月27日公開

ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮

EN KONGELIG AFFAERE/A ROYAL AFFAIR

PG121372013年4月27日公開

cha********

4.0

ネタバレ悲劇的

1700年代のデンマーク王室の史実に沿った話です 当時のヨーロッパの歴史や文化は興味深く面白かった。 若き国王は最初は性格悪いし空気読めない男で この人と結婚生活はきついわーと王妃に同情したけど 侍医が来てから結構まともな人になってて 子供には愛情深いし、王妃に対しても酷いことするわけでもない 根は心やさしい人という設定になってます。 でも国王が売春宿に毎晩通うって、今じゃ考えられないですね 当時の国王ぐらい権力ある人間なら、なにをするのも自由で 世間体なんてどうでもよかったのだろうけど。 イギリスからデンマーク王室に嫁いだ王妃様 最初15歳という設定で、いかにも若々しく可愛らしい顔立ちだけど、 民衆思いで自由思想の確固たる信念を持った賢い人 この王妃を演じた女優さん、初めて知ったのですが、品があっていいですね 表情の表現がすばらしく演技力高いし、声がちょっとハスキーで素敵。 マッツ・ミケルセンもこれは役に合っていたと思う 国王にとりいって国を動かす権力を手に入れる野心家なところと 女性を引き付けるミステリアスな魅力が出ていた。 この3人がいいバランスで国を牛耳るようになる。 しかし後半になると王妃と侍医の関係の噂が立ち、 周りの反発や裏切る人間も出て来て だんだんと破滅の道へ向かって行きます。 最後ストルーエンセへのあまりのに残酷な仕打ち。 結局陰謀企てた貴族らに乗っ取られることになるという 後味が悪い終わり方で また見ようという気分になる映画ではないですね。 wikiで史実を詳しく見るとストルーエンセはもっと 周りのことを考えず調子こいてやりたい放題暴走してたっぽいし ブラントは国王に虐待してた記述があるらしいので 映画ほど悲劇のヒーローではなかったのかもしれない そして国王も彼の死刑の恩赦を要求したなんてくだりもないので これは映画だけの演出で実際の二人はそれほどの関係でもなかったのかなと。 ただ映画だと不倫以外悪いことしてない、 むしろ頭の悪い国王に代わって国民のためになることしかやってないのに、 反対派が国民を扇動してクーデターを起こすという 陰謀に嵌められて処刑されてしまう さらに恩赦という期待をさせておいてのだまし討ちの演出は ちょっとやりすぎで、嫌な気分にしかならないので、星-1で4つ。 でも王妃亡き後、大きくなった子供たちに二人の思想を継ぐ手紙を託し その後フレデリクは彼らの仇を打ち、皇太后らの追放 ストルーエンセの法律を復活し、農民解放を実現したという あとがきは慰めになりました。

閲覧数1,530