DEF
4.0点
ネタバレ不倫の代償
不倫は、誰一人幸せになれません。苦しみ、悩むだけ。 それでも止められないのは、人間の弱さだと思います。 理屈や常識では、どうにもならない事だから。 数多くの映画の題材として使われてきた「不倫」もの。 今作品は、史実に基づいた大スキャンダルを甘く切なく描いたラブストーリーになっています。 デンマーク王室での医師と王妃との秘めた恋。 二人の苦悩する姿が、見る者の心を締め付けます。 医師ストルーエンセを演じる マッツ・ミケルセン。 彼の独特な雰囲気が、役にピッタリとハマっていて、素直に感情移入ができます。 王妃カロリーネを演じるのは、アリシア・ヴィキャンデル。 清楚で柔順な少女が、イケナイ大人へと変貌を遂げていく有様を見事に演じています。 カロリーネの真実の告白を受けた二人の子供と国王であったクリスチャン7世。 窓の向こうに光が射し、新たな時代が訪れようとする画で物語は、終焉を迎えます。 不倫な代償は、あまりにも大きかった。辛く悲しい物語に咽び泣くしかできませんでした。
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