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俺たちサボテン・アミーゴ

bur********

2.0

「中途半端」という言葉が一番似合う映画

冒頭から「スペイン語の映画だからスペイン映画」だと始まる事と、邦画タイトルに「俺たち…」がつくからきっといつものコメディだと期待して観てしまう向きがあるが、蓋を開けてみると…えーっ?とあらゆるものに目を疑ってしまう。 まず、監督は何を表現したかったのかが良くわからない。主演にウィル・フェレルを起用したのだから、彼のコメディアンとしての良さを表現したかったのか? それとも、彼の別の才能を引き出して観客を驚かせたかったのか? 前者ならば、もっとドタバタかつ下品なくらいにユーモアを散りばめてもらいたかったし、後者ならばユーモアの欠片も微塵に見せないくらいにシリアスで硬派な描き方をして欲しかった。 映像や演出も中途半端で、もっとチープならば笑いがとれたり、違った演出が出来るだろうに、そこにも中途半端さが妙に光る。 これがもし、もっと大御所の俳優をつかっていれば逆に笑えただろうが、ウィル・フェレルというコメディの天才を起用してしまったおかげで笑いのハードルを上げてしまい逆に「この程度では」笑えない。 つまり、せっかく良い俳優(もちろん、フェレルも含めて)を起用しても、それを無駄にしてしまっているのだろう。 だから、好きな俳優であっても私の評価は低くさせてもらいました。 P.S. 「B級映画は意図的に作れるものではない」という事がよくわかる映画かもしれません。だから、この映画に一番似合う言葉が、何もかもが「中途半端」になってしまうのかもしれません。もしかしたら、監督が描きたかったもの自体が中途半端を具現化したものなのかもしれませんが…

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