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バーニング・ブライト
2013年2月23日公開

バーニング・ブライト

BURNING BRIGHT

852013年2月23日公開

fg9********

3.0

弟にも何らかの形で関わって欲しかった

 …あらすじは、解説のとおり。  冒頭、ある親父が大金をはたいてサーカスの獰猛なシベリアンタイガー(2週間餌抜き)を買い、自宅周辺にサファリパークを作るというヘンテコな設定から始まる(どんだけ広いんだ?)。  場面は変わって、この親父の娘らしいケリー(ブリアナ・エヴィガン)は奨学金で大学へ通うことになったので、重度の自閉症を患っている弟を養護施設に預けることにする。  だが、銀行口座には1銭の金も残っておらず凍結させられてしまっていた。  亡くなった母がケリーと弟に残してくれた財産だったのだが、親父が無断で全部使い込んでしまったのだった(この親父は実は継父だった)。  そんな折、巨大ハリケーンが接近するというので、継父は家の窓という窓のすべてを板で打ち付けて塞いでしまう。  そして、夜がやってきてケリーは眠りにつくものの、何やら階下から怪しい物音が聞こえてくる。  恐る恐る2階から階下を覗き見ると、なんと!巨大なタイガーがノッシノッシと部屋の中を歩き廻っているではないか!  で、タイガーとケリーとの決死の追い駆けっこが始まる、といった内容だ(因みに、このタイガーはCGではなくて本物のタイガーだそうだ。)。  円形のダストシュートのような所を両手両足を踏ん張って登って隠れるのだが、ケリーは汗まみれで、その汗の雫が床に滴り落ちて、その匂いをトラが嗅ぎ付けて、ガリ!ガリ!ガリ!ガリ!  ベッドの下に隠れては、ガリ!ガリ!ガリ!ガリ!  窓という窓のすべてが塞がれているもんだから、脱出不可能なのだ。  どんどん追い詰められていくケリーだったが、香水を撒いたりしてタイガーの鼻を攪乱したり、冷蔵庫の肉片に睡眠薬を混ぜてタイガーを眠らせようとするのだが、そんなに上手くいく筈もなく、タイガーの攻撃は一向に治まらない。  で、ある部屋に逃げ込んだ際に銃を見付けたので狙い撃つも、なんともヘタッピーで銃弾は明後日の方向にしか飛んでいかない。  その際に発見したのが、自分と弟に掛けられた多額の生命保険の証書で、すべてがあの継父の陰謀だったことに気付く。  話しが長くなってきたのでこの辺で止めるが、ケリーはタイガーに襲われる前に夢を見ていて、その夢とは、寝ている弟の顔を枕で塞いで殺そうとしている夢だった。  自閉症で何かと手の焼ける弟を疎む気持ちのあったケリーだったが、タイガーの襲撃を交わして一旦は脱出に成功し、弟を残してこのまま自分だけ逃げちゃえと思うものの、再び、タイガーの潜む家の中に舞い戻って弟を助け出そうとするシーンは若干感動する。  話しを元に戻して先を急ごう。  ジタバタ逃げ廻るよりも大きな冷蔵庫の中で救いの手が差し伸べられるまで隠れていたケリーと弟だったが、やがて夜が明けて猟銃を片手に継父が帰って来る。  継父は、二人が未だ無事でいることに驚愕する。  で、ガオ~~っと、タイガーが継父の首を噛み殺し腹を喰い千切り、その間隙を縫ってケリーと弟は戸外に逃げ出して難を逃れる、といったストーリー。  結末の、人に触られることの大嫌いな弟が、自ら手を差し延べて姉の手を握るシーンは若干爽やかだった。  でも、結末は自分が予想していたのとは違った。  自閉症の人に多々見られる特異な能力(計算力・記憶力等)をこの弟も持っていて、大ピンチの姉をその能力を持ってして救う的な結末を予想してしまった。  例えば、嬌声を発すると、その声紋がタイガーの聴覚を刺激して怯ませるとか、触られることの大嫌いな弟が、逆にタイガーに触れると怖気づくとか……つまらん妄想でスミマセン。  兎に角、コマッタチャンの弟にも何らかの形で関わって欲しかったが、一見の価値はあった。

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