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プレミアム・ラッシュ

一人旅

5.0

NYメッセンジャーの誇りにかけて…

デヴィッド・コープ監督作。 『トイ・ソルジャー』、『ジュラシック・パーク』、『ミッション:インポッシブル』等の脚本を手掛けて腕を磨いてきたデヴィッド・コープが監督と脚本を務めた日本劇場未公開のノンストップアクションで、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがメッセンジャーの青年を好演しています。 NYでメッセンジャー(自転車便)の仕事をしている主人公の青年:ワイリーが、知り合いの中国人女性から依頼された配達物をチャイナタウンの目的地まで届けるべく繁華街を自転車で駆け抜けるが、ある秘密が隠されたその配達物を狙う悪徳刑事や巡視中の自転車警官からの執拗な追跡に遭ってしまい―というノンストップサスペンスアクションで、自転車を唯一の移動手段としている主人公が複数の追手を必死に撒きつつ、訳あり女性から託された配達物を時間内にお届けすべくNY中を疾走していく姿を、観客が混乱しない程度に時間軸を前後させながら描き出しています。 無数の車が行き交うNYの中心部を自転車で全力疾走する爽快感&スピード感万点の“バイシクルアクション”で、渋滞中の車の間を縫うように駆け抜けていく主人公の人並外れた度胸&運転テクニックに惚れ惚れする快作となっています。主人公を執拗に追う悪徳刑事との追走サスペンスや、友達以上恋人未満の微妙な距離にある同じメッセンジャーのヒロインとの愛の再燃、優秀な主人公に嫉妬心を燃やすライバルメッセンジャーとの熾烈な公道レースなど見所が盛り沢山となっていますし、NYのメッセンジャー達の迅速な連絡&協力体制に、個人的な利害ではなく職業という大きな括りで結ばれた彼らメッセンジャー同士の固い団結心と矜持を見ることができます。 主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットがハイスピードで疾走する主人公を爽やかに好演していますし、NY市警の悪徳刑事に扮したマイケル・シャノンもご自慢の強面を活かした狂演を魅せています。

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