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終戦のエンペラー
2013年7月27日公開

終戦のエンペラー

EMPEROR

1072013年7月27日公開

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2.0

ちょっと一方的すぎるのでは……

終戦のエンペラー。 この作品を見ていると、作り手の認識が、ちょっと一方に偏りすぎているように感じられます。私が知る限り、戦争とはこの作品の監督や脚本家、演出家が語ろうとしていたこととは違うことのように思われます。この監督は戦争を理性的に、平和主義的に捉えようとしています。おそらくそれは「過去の戦争」であって、「本物の戦争」ではないのです。 戦争という重大事件を、このように偏った見方で色彩を変えようという姿勢は、真面目に楽しもうという視聴者を笑うものではないでしょうか? 派手な色づけをすることなく、ただ淡々と描くのみで立派に映画として成立すると私は思いますのに、この映画は平和時代のわれわれに対して、われわれの趣向に合った、無気力で差し障りのないイメージを、間違っている不当なイメージを与えようと腐心しているように感じられます。 この監督が、この作り手たちが、理性的になることや平和主義を声高に訴えれば訴えるほど、そのカラクリ仕掛けに気づいている人間は、失望させられると思います。 (^_^;) 演出がちょっとわざとらしすぎると思います……監督に下心があるのでは、と疑わざるを得ないのは当然です。

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