ありえない展開
- sei***** さん
- 2013年10月5日 10時53分
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ありえないのは、寄生虫の話ではなく、政府・社会の対応のこと。
100万人が死ぬ可能性のある疾病・感染症が蔓延しているのに、製薬会社が「権利保護のために特効薬の構造を教えられない」と答えるなんて、現実には起こりえない事態です。
会社側の人間が、それを口走った直後に、病人の家族によって焼き討ちされるだろうと思います。
ま、政府が強制執行をかける以前に、薬剤の認可申請の際に提出してある情報を、行政判断で公開すれば済む話です。
また、主人公の1人は研究者で、当の会社に勤めているのだから、自分の家族の分くらいは合成できそうです。仮に大量生産のための機械が壊れたとしても、最初は研究施設で合成実験を行う訳ですからね。
病人の家族たちが製薬会社に押しかけているのに、その玄関先で、薬を出して、子どもの母親に分け与えるという思慮の浅さ!
アリエネ~。
発端は、新種の寄生虫を作り出せる技術があるのに、経営不振のため会社を売却したこと。立派な生物兵器で、どこにでも売れる人気商品でしょ。
これもアリエネ~。
パニックドラマは、たら・ればの積み重ねで結構ですが、1つひとつが緻密でないと白けてしまいます。
なんだか、妄想癖の人の戯言を聞かされているようで、興醒めしました。
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