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ワールド・ウォー Z (2013)

WORLD WAR Z

監督
マーク・フォースター
  • みたいムービー 340
  • みたログ 4,577

3.22 / 評価:3157件

日本の宣伝に怒りを覚える

  • tar***** さん
  • 2013年8月10日 18時58分
  • 閲覧数 20015
  • 役立ち度 307
    • 総合評価
    • ★★★★★

 この映画は、いわゆるゾンビ映画です。全力疾走するゾンビなんてゾンビじゃない! と思われる方も多いでしょうが、一旦その話は置いておきましょう。
 とにかくこの映画にはゾンビが大量に出てきます。劇中でもハッキリと「ゾンビ」と呼んでいます。
 この映画を一言で表すなら「ブラピ主演のゾンビアクション映画」なのです。

 が、が、が、ですね、日本のCMではゾンビとは全く言いません。
 完全にこの映画がゾンビ映画であることを隠し、「謎のウィルスによる世界の崩壊からブラピが家族を守る」こんな宣伝の仕方をしているのです。それどころか来日したブラピ、アンジー夫妻には「ゾンビは禁句です」と念を押すほど。

 いったい何がしたいのでしょうか。

 例えばCMに惹かれ家族愛が観たくて劇場に行った人はどう思うのでしょうか。ぶっちゃけ家族は中盤からあまり出てきません。
 キャッチコピーで「その時守るのは、家族か、世界か?」とありましたが、これもお門違いです。ネタばれなので詳しくは書きませんが、ブラピは家族を残して世界中を飛び回ります。家族を守るなんてことはこれっぽっちもしていないのです。
 これだったらまだ「宇宙戦争」の方が家族愛の映画ですよ。
 実際この映画は製作費をふんだんに使い、ゾンビが雪崩のように崩れていく圧巻の映像や特殊部隊の潜入作戦、飛行機での戦いや、様々なアクションを見せてくれた新たなゾンビ映画としての佳作だと思います。
 しかし残念なことに家族愛を楽しみに観に来た人にとっては不完全燃焼、それどころか「ゾンビ映画じゃん!」と怒る人もいるでしょう。

 では、なぜこのような宣伝をするのか。「ゾンビ映画」というジャンルにはお客が入らないことを危惧しているからと思われます。いくらブラピが主演でも、いくら製作費が100億円以上かかっていても、「でもゾンビでしょ? B級じゃん(笑」と女性やカップルにはうけない可能性が大いにあるのです。
 でも、だからなんだと言うのでしょうか。
「この映画はゾンビ映画だ! 今までのゾンビ映画とはわけが違うぞ! 何千何万というゾンビが雪崩のように猛ダッシュしてくるんだ!」と自信をもって何故言えないのか。
 映画版バイオハザードだってアメリカよりむしろ日本の方が売れていると聞きます。日本人にだってゾンビファンは沢山いるはずです。

 ゾンビをゾンビと言わず、それを隠して日本の女子どもが喜びそうな感動巨編大作と宣伝を打つ事は簡単です。ですがそれが本当にお客のためなのでしょうか。
 是非とも今後はこういうことのないようにしてほしいです。

 映画の内容とは関係ないことを長々と書いてしまい申し訳ありません。

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