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ローマでアモーレ (2012)

TO ROME WITH LOVE

監督
ウディ・アレン
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3.60 / 評価:435件

魅惑の古都ローマを形作るのは…

  • 一人旅 さん
  • 2018年1月29日 22時51分
  • 閲覧数 795
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

ウディ・アレン監督作。

ローマを舞台に、人々の悲喜こもごもの日常を描いたコメディ。

ニューヨーク派の名匠ウディ・アレンが古巣を飛び出し欧州はイタリア・ローマでロケを敢行した群像喜劇+観光映画の良作で、アレン監督の作品群の中では最上位クラスのオールスターキャストで登場人物それぞれの人生の変転を監督お決まりの軽妙洒脱な語りで描き出しています。

舞台をローマに限定して…
・アメリカ人の娘が現地イタリア人弁護士と結婚することになり、遥々アメリカからイタリアへ赴いた両親のお話
・著名な建築家から恋のアドバイスを受けながら、恋人の存在を他所に売れない女優に恋してしまう建築家の卵のお話
・新婚の妻が街中で迷子になっている間、突然訪問してきた妖艶な娼婦に妻のふりをしてもらうはめになった夫のお話
・妻と子供を抱えながら平凡な生活を送っていたはずが、ある日何の理由もなく有名人に祭り上げられていくサラリーマンのお話
これら相互に無関係な4つのエピソードをこまめに交錯させながら、登場人物それぞれの恋と日常を軽やかに描いています。

恋人や伴侶が既にいながら人が人に自然と恋してしまう不思議と可笑しみ、
メディアの移り気に翻弄され生活が一変してしまう人生の予測不可・不条理性、
才能を評価する者とされる者、その立場の逆転は、見る人によって人の評価はガラリと変わってしまう、つまりは絶対的尺度で人の価値を測ることはできないということです。これは常に外部の批評に晒される映画監督という職業に対するウディ・アレンの個人的見解が投影されているように思います。
また本作はバラエティー豊富な個々のエピソードが交錯していく構成ですが、物語の根っこにあるのは群衆的な人々の集まりです。個々の人間の人生模様を鮮やかに活写してみせながら、人と人の無尽蔵な繋がり=古都ローマを形作る上で遺跡以上に大切なソフト面の核 を浮かび上がらせた作りです。スペイン階段を俯瞰するラストカットはそれを象徴しています。

キャスト目当てで観てもお釣りがくるくらい元が取れます。監督を務めたウディ・アレンを始め、アレック・ボールドウィン、ジェシー・アイゼンバーグ、エレン・ペイジ、ペネロペ・クルス、ロベルト・ベニーニと若手からベテランまで集結しています。

詳細評価

物語
配役
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