あらすじ・解説
フリーのテレビディレクターとして活躍する竹内(板倉俊之)と阿部(堤下敦)。二人は富士の樹海の近辺をさまよう自殺志願者たちにインタビューしては、その経緯や心情を聞き出しつつ、自殺を思いとどまらせるというドキュメンタリー番組を制作する。番組は高視聴率をたたき出し、テレビ局や彼らが所属する制作会社は続編の撮影を持ち掛けてくる。しかし、自殺志願者たちのさまざまな人生に触れてきた竹内と阿部は、そうした番組の制作で生計を立てることに良心の呵責(かしゃく)を覚えるようになっていく。
シネマトゥデイ(外部リンク)
作品レビュー(41件)
- oir********
3.0点
芸人インパルスの印象がが勝ちすぎてしまったのはマイナス要因としても、樹海内風景と彷徨自死のさわりを描いた内容は悪くなかったように思われる。 各エピソードの抑揚が淡々とし過ぎインパクトに全く欠けてしまったが、実際の出来事が全て劇的ということもないだろうから妥当な演出なのかもしれない。 ただ一つ気になるのは、板倉の奥さんの心中未遂は雰囲気的に霊障的なものだったように思えたこと。前後の脈絡が描かれておらずそのまま過ぎ去らせてしまったのは不可解。それも「ことさら劇的描写する価値のないエピソードの一つ」ということか・・・ 樹海自殺の撮影取材に今後も絡め続けられるであろう板倉(それとも堤下のように職業替えするなどしてきっぱり縁を切ったのかは分からなかった)、その撮影写真を絵に画くことが出来るようになった板倉の障害子息。考えようによっては板倉が蘇生を試みた自殺者の霊魂が障害児にポジティブな助けをもたらしたということなのかもしれない。無理やりのこじつけ解釈だけど笑 やるせないこととして、烏丸せつこがあんな役をあてがわれたこと。せめて堤下と一緒になれればまだよかったのにね。 烏丸せつこの悲しみが乗り移っての評価3
- shi********
1.0点
演出が稚拙すぎて泣けた!アンビリーバボーの再現映像とか撮ってた監督さんなのかな?
- ari********
4.0点
作業中にダラダラとYouTubeを流していて勝手にこちらの映画を見る事になったのですが(著作権的にイケナイのでしょうけど)、途中から作業の手を止め普通に見てしまいました。 インパルスは置いといて、とても良かったと思います。 (芸人としてでは無く普通に俳優としての演技でしたよ) 見る人の現状の気持ちで変わる作品ですね。 樹海=自殺(死体が落ちてる)、だけでは無いお話です。 人生は辛いことや難しいこと、迷ったこと間違ったこと、小さな生きがい小さな幸せ、自分に正直に生きるか自分を騙して生きるか… こんなような話が浅くしか出てこないので、いちいち衝撃を受けたり感動したりは無いのですが、終わったあとになんとなく余韻が残る作品でした。 樹海がメインじゃなくても作れる作品ですね。 こういう映画は感想が難しいのですが、 自分が人生に迷ったり、絶望したりした時にきっと思い出すだろう映画でした。
- cyborg_she_loves
1.0点
樹海を扱った本物のドキュメンタリーを見て衝撃を受けたことがある私なんかにとっては、こういう作り物は「ダメ」ですね、見るに耐えない。 遺書だの白骨死体だのを映してリアリティを出そうといくら演出したところで、本当の本物の現実はこんな生ぬるい映像の何千倍も過酷で悲惨だということをすでに知っちゃってるから。 あっちへ行ったら樹海の出口だと、人を案内できるほど正確に知りながら、そこに座って死ぬのじっと待ってる自殺者って、おいおいこれって何かのギャグのつもり? と思ってしまいましたよ。じっと座って死ぬの待ってるだけでほんとに死ねる人なんてどこにいるか、っつーの。 樹海の恐ろしさは、一度踏み込んだら最後、途中で気が変わってやっぱり帰りたいと思っても絶対に出られなくなるところでしょ。 ウェディングドレス着て仲良く心中した人たちなんて、こんな死に方、樹海じゃなくたってどこでもできること。樹海の恐ろしさを全然表わしてない。 実話をもとにした、なんていう宣伝文句に釣られないようにご用心。 実話をもとにしたのは事実か知りませんが、リアリティはゼロです。 後半、認知症の父がどうの、自閉症の子がどうの、というエピソードが出てきますが、上記のような前半から流れて行っても、もはやそのストーリーに共感できる余地は完全に失われています。 要するに、見てらんない映画でした。
- こじゅうろう
3.0点
youtubeにあったから見たわ。 感想としては、この監督が一番こだわったのこそ 何あれきたろうのシーンだと思うわ。 あのきたろううまいやろ。 思わず同感して泣いてしまったわ。 監督は、ああいう人は怪しいけど信じてみたら?・・と。 信じたらどうなるか?と。 普通に裏切られるよと。 それを言いたかったんじゃないやろか ほんとにああいう人間おるけん。あのままや。 そんで情けかけようものなら人の名前で金借りて 次の日もういないからな。 おい!白鳥!聞いてるかこら
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