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清須会議 (2013)

監督
三谷幸喜
  • みたいムービー 390
  • みたログ 3,639

3.11 / 評価:2,306件

地味かもだけど、人間臭さがコミカルな良作

  • 映画零号 さん
  • 2013年11月8日 2時02分
  • 閲覧数 13750
  • 役立ち度 118
    • 総合評価
    • ★★★★★

この映画、三谷作品としては地味なイメージ。

それは『ザ・マジックアワー』や『ステキな金縛り』に比べると、
笑いの要素が圧倒的に少ないことによるのかもしれない。
ゲラゲラと笑ってしまうようなシーンはほとんどない。

だが、いつもの三谷印のドタバタコメディとは違うかもしれないが、
登場人物の人間臭さがコミカルで、そこにクスッとした笑いが起こる、好感が持てる作品だ。

ストーリーについて言うと、史実に基づいていることもあり、過去両作品と比べて随分しっかりしている。
前作「素敵な金縛り」がコント仕立てだったことを考えると、物語映画として出来が良い。

そしてただ歴史を追うだけでなく、信長亡きあとの織田家の跡目争いについて、
歴史的な事実展開は守りつつも、資料として残されていない当事者たちの思惑や行動、やり取りについて、想像力を使ってユーモアたっぷりに描いている。
史実から抜け落ちている過程を、人間味豊かに描いた三谷さんの脚色力は素晴らしい。

豪華キャスト陣はいつも通り、みな良かった。
特に大泉洋演じる羽柴秀吉は、コミカルな部分がありつつも、凛々しくもあり、存在感抜群!
織田信雄を演じた妻夫木聡も、天真爛漫なバカっぷりが気持ちよかったし、剛力彩芽の麻呂メイクもグッド。
それぞれのキャストの特徴と捉えた当て書きがいつもに増してハマっていた。
天海祐希や松山ケンイチについては、あまりにも登場時間が少なくて、すこし残念ではあったけども。

総勢26名もの実力あるキャストが目白押しのため、138分という尺でも観ていて飽きない。
この調子で大河ドラマなんてありかも、と思ってしまうくらい見応えがある。

歴史を知らなくても楽しめるし、歴史を知っているとより楽しめる作品。

いつもの三谷コメディとは違うが、地味ながらも人間臭さをコミカルに、
そして史実の合間合間をユーモアいっぱいの想像力で描いていて、素直に面白い映画。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 笑える
  • 楽しい
  • コミカル
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