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二流小説家 シリアリスト (2013)

監督
猪崎宣昭
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  • みたログ 381

2.74 / 評価:247件

素材は最高。韓国で映画化してほしかった。

  • 映画生活25年 さん
  • 2013年7月5日 2時53分
  • 閲覧数 588
  • 役立ち度 6
    • 総合評価
    • ★★★★★

自ら二流と称する冴えない小説家に、死刑囚が面会を求める。
彼は世間を騒がした連続猟奇殺人鬼。
頭部を切断して遺体を撮影、切断された頭部は未発見のまま。

世間を騒がしたのはその手口だけでなくルックス。
世の中には彼を信奉する女性たちもいる。
彼は告白本の出版を見返りに、信奉者の女性たちを題材にした官能小説を書くよう依頼する。
小説家は女性たちを訪れ取材するが、彼女たちが死刑囚と同じ手口で惨殺されていく。
犯人は誰か?
そしてその目的は?

海外の小説を日本で映画化してしまった作品。
物語そのものはなかなか面白いのだが、製作陣が題名通り二流なのか、作品そのものは二流臭漂うものになってしまった。

死刑囚を担当した女性弁護士は50過ぎてから司法試験に合格した異色の経歴の持ち主。
いくら何でも・・・という設定だ。

過去の事件の遺族たち、捜査担当の刑事などをいかにも怪しいと思わせる見せ方をする。
この「いかにも」と思わせてしまうところが少々残念。
これでは誰が犯人でも意外性が一枚落ちてしまう。

ただし決め手となる伏線の見せ方はよくできていて、種明かしの前に気が付けば、その瞬間に奇妙な優越感を味わえる。

キャストは脇に渋いベテランを配しているのはいいが、中心の2人である上川隆也と武田真治には荷の重さを感じてしまった。

小説家の姪を演じた小池里奈は顔がちっちゃくてカワイイ。
ただしキャラとしては余計。
「極道の妻たち Neo」にも出ているが、本作同様に出番の多さの割に必要性があまりないキャラ。
美少女としてはかなりのレベルなので、今後キャラに恵まれることを期待。

全体的にチープ感が漂ってしまったのは痛いが、話はなかなかよくできている。
トンデモ設定はあるものの、意外性もあり、動機などの心理面もよくよく考えると腑に落ちる。
ただし敢えてのことか、二の次にしたのか、わかりにくいところあり、見せ方描き方にもう一工夫加えていれば良かったか。

原作は未読だが、素材は最高、ただしシェフが二流と思える作品。
それなりに楽しめたのはその素材によるところが大きい。
日本ではなく韓国で映画化していれば、かなりのものになったのではと思わせる作品である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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