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メイジーの瞳
2014年1月31日公開

メイジーの瞳

WHAT MAISIE KNEW

992014年1月31日公開

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4.0

子供を作っても親になれるとは限らない

原作は19世紀の英国の小説だそうで、親になり切れない勝手な大人とそれに翻弄される子供という図式は当時から社会の中に存在していたということだろう。 これはその普遍的なテーマを現代にアップデートし、巧みな語り口で見せてくれる。マイナーな作品だが、間違いなく隠れた秀作だと断言出来るクオリティだ。 キャストが皆んな良い。特に愛情はあるが無責任な母親を好演しているジュリアン・ムーアは必見。アカデミー主演女優賞を受賞した「アリスのままで」より、個人的にはこちらの女流ロックシンガーの演技こそオスカーを与えたい。彼女の確かな実力を証明する振れ幅の広さは見事だ。 勝手な親の行動に振り回されながら、なお親を慕うメイジーの健気さに心が痛む。子供を作ることと親になることは別ということがよくわかる。 子供を持つ親として、子供には親の愛情がなにより大切ということを改めて肝に銘じたい。

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