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マジック・マイク (2012)

MAGIC MIKE

監督
スティーヴン・ソダーバーグ
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3.30 / 評価:430件

解説

『G.I.ジョー』などのチャニング・テイタムの実体験を基に、『オーシャンズ』シリーズなどのスティーヴン・ソダーバーグ監督が放つドラマ。絢爛(けんらん)なショーが繰り広げられる男性ストリップクラブに集うダンサーたちが、さまざまな出来事を経て自身を見つめ直していく。チャニングが主人公のマイクにふんし、ダンサー経験者ならではの華麗な踊りを披露。『ビーストリー』のアレックス・ペティファーや『リンカーン弁護士』などのマシュー・マコノヒーといった実力派の共演や、彼らの屈強な肉体も見もの。

シネマトゥデイ (外部リンク)

あらすじ

実業家を名乗って複数の仕事を抱えるマイク(チャニング・テイタム)は、夜になると男性ストリップクラブ「エクスクイジット」のスターダンサーとして活躍。ひょんなことから知り合った、19歳のアダム(アレックス・ペティファー)に女性を惹(ひ)きつける天賦の才を見いだしたマイクは、彼をクラブへと連れていく。異様な世界に驚きながらも、ステージに上がった彼は女性客たちの圧倒的支持を得てダンサーの一員に。弟分のようなアダムの面倒を見てやるマイクだったが、彼が金の絡んだトラブルに巻き込まれたのを知る。

シネマトゥデイ (外部リンク)

映画レポート

(C)2012 The Estate of Redmond Barry LLC. All right reserved.
(C)2012 The Estate of Redmond Barry LLC. All right reserved.

「マジック・マイク」ストリッパーへの好奇心が共感へと変わる青春ドラマ

 チャニング・テイタムのストリッパー時代の実話に想を得た企画だが、“BASED ON TRUE STORY”のテロップはなし。スティーブン・ソダーバーグの作品としては、高級コールガールが主人公の「ガールフレンド・エクスペリエンス」に続く“ちょっと特殊な職業観察シリーズ”第2弾なんて見方もできそうだが、今回はドキュメンタリー調の演出を避け、題材とお話の面白さを伝えることに徹している。要するにオーソドックスな青春ドラマなのだ。

 その普通っぽさが実にいい。観衆の女性たちにつかの間の非日常的狂騒を提供するド派手なショーの場面をふんだんに盛り込みながら、推定30歳の売れっ子ダンサー、マイクの享楽と孤独をさらりさらりと描いていく。欲望や愛憎渦巻く風俗業界の裏側までも、さらりとドライに。それでいて夢や成功の甘美な香りに吸い寄せられる新米ダンサー(アレックス・ペティファー)、酸いも甘いもかみ分けた怪物的なクラブ経営者(マシュー・マコノヒー!)といった脇役キャラとのコントラストは鮮やか。人生の曲がり角に差しかかった悩めるマイクの“普通っぽさ”が相対的に浮かび上がり、ストリッパーへの好奇心はいつしか共感へと変わる。

 やがてきらびやかな虚構と乾いた現実の間を浮遊するマイクの物語は、ひとりの女性とのラブ・ストーリーに着地する。主人公が惚れた相手をディナーや酒に誘うシーンはよく見かけるが、この映画は珍しくも“朝食”をめぐる洒落た会話で幕を閉じる。その慎ましくも清々しい余韻に浸りつつ、抜け目のない筆者がすかさず頭の中でメモをとったことは言うまでもない。(高橋諭治)

映画.com(外部リンク)

2013年8月1日 更新

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