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ジ、エクストリーム、スキヤキ (2013)

監督
前田司郎
  • みたいムービー 84
  • みたログ 348

3.34 / 評価:206件

うん」、うん、うーん

  • mah***** さん
  • 2015年11月7日 7時56分
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

非常に何とも言いがたい内容の数々でした。

そもそも見たいと思ったのはキャストで、特に私の世代なんかだと確実にピンポンの影響があったはず。
ニアミスの状態こそあったものの、ちゃんとした競演はまさにそれ以来らしく、なんとあれから11年もたったのだと予告なんかを見るとご丁寧に教えられたりなんかもして、すごく変な所で悲しくなったりもしました(笑)


私としては主に何とも言えない感覚なのは、あの会話の演技がどうにも鼻についちゃうところが非常に悩ましいなと感じました。
仮にも大学の頃から15年経ってるんだから30後半ではあるわけで、そんなおじさんおばさんがあんな感じで話しちゃってるとやっぱり引っ掛かる所があります。
案外、私が古い友達なんかと話してるのを端から見聞きするとああなのかも知れませんが、それでも見ずらい聞きずらい会話でした。

またそのやりとりも聞き返しが結構多く、引き延ばす会話をダラダラ聞かされちゃうのも最初は笑える物の段々しんどくなってしまいました。
多分、メインの4人の中に誰か一人でもあの会話に「ん?」と思ってくれる人がいれば違ったんでしょうけど、皆が皆あの調子なのは見てて心配になるところです。
どうにも下手なゆるい会話コントを聞かされてる様な感じがしちゃうんで、それが合う人には面白いになるし、合わなければただ「ゆるいだけ」になるんだと思います。

ですが、時折ノスタルジックに話す所はやっぱり他がゆる過ぎるだけに聞かされてしまいました。
考えさせられちゃうのもあって甲乙は付け難く、デボン期で止まってしまってる人間である私は耳が痛くなりました。
「でっかい事しないとな!」「小さいことをコツコツした方が良いんじゃない?」なんかも、日々してる葛藤ですし、内心「でかい事」なんてできやしないなんて分かってるのも現実にあること。
そこに平々凡々と生きて死んでいく事に不安や悩みを抱える私としては響く何かがあるのを感じました。
ゆるいけどやっぱり全然言いたい事がない映画ではないんだよなと思わされるんです。
みんな変わってるけどどこか現実的、それこそ見てる私たちと同レベルに悩んでいるように感じました。

ですがそれをこうですああです、ああしなさいこうしなさいといわれない事に説教臭さや窮屈さを感じさせない作品であると思いました。
それはこの作品が持つゆるさのお陰なのかとも思います。
まあ居酒屋にいるおやじの「人生なんてのは…」みたいなどこか悲観的な話を聞かされてる感じはあったりするんですが。


まあそれにしても会話のダラダラ感だけとればそこまで面白いとは言えないですし、それによってマイナスになってる所も非常に多くあるのは否定出来ない所であります。
なので手放しには褒められないですし、はっきりとオススメもできませんがちょっとのんびり何かを見ようと言う時には良いんじゃないでしょうか。
分かっててもブーメランの下りなんかは面白く爆笑しましたし、そのあとの市川実日子の小馬鹿にした表情は可愛かったですね。

最後になりましたが冒頭の飛び降りるシーン。
これはピンポンのオマージュなんでしょうか?
出演者の事もあってか私としてはどうにも意識せずにはいられないです。
ピンポンでは川に飛び込み、川から這い上がる事で再生し、大きな成長を見せましたが、今作では「そんな体験(死ぬ程の苦しい思いをし、また無様に生を掴むぐらいすごい体験なんですが…(笑)をしたところでそう人はなかなか変わらない」と言う様なことを言ってる様な気がしました。
勿論、これはかなり穿った見方ではあると思うんでそんなものなどないと言われてしまえばそれまでですが…(笑)

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不思議
  • 切ない
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