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江ノ島プリズム (2013)

監督
吉田康弘
  • みたいムービー 84
  • みたログ 935

2.54 / 評価:759件

秀作です

  • cyborg_she_loves_me さん
  • 2020年3月14日 2時18分
  • 閲覧数 195
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

大好きな吉田羊さんがバイプレイヤーで出てるタイムスリップもの2編(これと「コーヒーが冷めないうちに」)を最近になって続けて見ましたが。
 世間では公開当時はさほど話題にならなかったこれと、けっこうなヒット作になった「コーヒー…」と比較したら、断然こっちが名作と私は断言します。

 この映画のキャストは、今の目で見たら豪華ですが、公開当時は無名だった人たちばかりです。
 福士蒼汰くんが新人賞とかとってブレイクしたのは翌年(2014年)ぐらいからでしょう。

 この作品は、見るからに低予算の、派手なところは何もない映画ですが、出てる人たちが軒並み今ではこれだけのスターになってるってことは、この映画作った人たちの見る目が確かだった証拠です。
 そういうセンスのよさが、この映画の随所に表われています。

 タイムスリップものにつきもののパラドクスは、巧妙に表に出ないように、観客の気にならないように組み立てられてる。

 シュウくん(福士蒼汰くん)が戻った過去には当時のシュウくん自身もいてシュウくんが2人になる、という変な話になるはずのところが、当時のシュウくんはキノコの食べすぎで腹をこわして寝込んでたことになってて、うまいことこのパラドクスをスルーできちゃってる。

 地縛霊(タイムプリズナー?)とされる今日子(矢作穂香ちゃん)がしゃべってる時は、理科の松戸先生(吉田羊さん)はうまい具合に気絶しちゃってる、とか。
 都合のよすぎる話ですけど、いいじゃないですか、見てるこっちの気にならないように作ってあれば、あえて詮索して批判する必要もない。

 最初の20分ほどは、「うわーこれ重い話になりそうだなー」と思って、途中で見るのが嫌になりそうな予感がしましたが。
 コメディ仕立てにすることでそういう重さを軽くスルーして、楽しく、共感しながら最後まで見れる作りにしたのは、うまいと思いました。

 ラストシーンは、「感動した」というのとは全然違う、別に涙でぐしょぐしょになるとかいうわけではないんだけど、「うん、いいね」と思える、後味のとてもいい映画でした。

詳細評価

物語
配役
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音楽

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