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凶悪 (2013)

監督
白石和彌
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3.65 / 評価:2810件

執着…人間の一番醜い部分

  • Yoshipy Happy さん
  • 2020年12月20日 14時17分
  • 閲覧数 711
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

絶対的にひどいのは
本作の主人公の死刑囚であり
黒幕の不動産ブレーカーである。
そこに変わりはないのであるが
この事件には色々な人間の醜さが描かれている。

金に執着するものは“生”に対する執着も大きい。
もちろん、生きていなければ金は使えないが。

借金が膨れ上がりどうにもならない老人を
保険金目当てで手を下すものがいて
それを黙認する家族がいることの恐ろしさ。
取り立てが怖いというだけではない。
債務者一人が死ねば楽になれると考える醜さ。

どうやってできた借金かは不明だが
回収する者にとっては
「よく、のうのうと生きてられるな」
という気持ちはわかるが
回収するための手段の恐ろしさ。

人を人とは思えなくなってくる狂気。
人はこんなにも非情になれるものなのかと
気持ち悪くなってくる。

人を何人も殺害しておきながら
罪を背負って生きていく
ってどの口が言ってんねん!とさえ思えてしまう。
借金作ってのうのうと生きている人を殺害し
さも当然と生きてきた人間が
死刑判決になって生に執着する醜さ。

さっさと死刑になれよ!
とは決して思わないけれど
そんなこと口にする人間が改心しているとは思い難い。

そして、なにより
仕事だから、生活のために一生懸命働いている
正義のためだから、悪を突き止めて捕まえる
という持論のもと、身近な人間の苦しみがわからない記者の醜さ。

妥協して、芸能人の不倫をスクープするのは気が乗らず
連続保険金殺害の事件は、許可が下りずとも追う
自分勝手、独りよがりな人間の醜さ。

そういうものにイライラが収まらない。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 恐怖
  • 絶望的
  • 切ない
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