混沌
- miu***** さん
- 2020年9月7日 15時29分
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- 総合評価
主題歌が好きだったので映画も見てみたが、人の手足やら頭やらが簡単に吹っ飛ぶ混沌とした映画だった。王道で、メッセージ性のある美しい映画を見たいという人にはあまりオススメ出来ない。
ただ、私もそうだが「地獄でなぜ悪い」のMVが好きな人は結構楽しく見れるかもしれない。ポップな雰囲気のまま人がバカスカ死に、恋愛映画になりかけたかと思いきや死に、もう何をしようが大概みんな死んでいく。星野源の日本刀を握り締めたままの右手が切り落とされて、梁にぶるさがって揺れているシーンは一周まわって笑ってしまった。
数えきれないくらいの人々が死に、血みどろの場面が続くが悲壮感はあまりなく、アトラクションの様で楽しかった。二階堂ふみ演じるミツコに狂わされていく男たち、自身の特別さを信じて映画制作に妄執する人々、獄中の妻への想いから組同士の抗争を利用して映画を作り始める組長、めちゃくちゃに絡まった紐を最後の最後で愉快なスプラッタという箱に詰め込んだような映画だった。
グロテスクな描写が苦手ではなく、また豪華出演陣のファンである方にはオススメ出来ると思う。
特に堤真一と星野源、長谷川博己の何かに取り憑かれたような演技が見ていて面白かった。
詳細評価
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