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ヴィック・ムニーズ ごみアートの奇跡 (2011)

WASTE LAND

監督
ルーシー・ウォーカー
  • みたいムービー 14
  • みたログ 6

3.50 / 評価:4件

収集人たちの生き様。

  • しょーん。 さん
  • 2013年10月26日 21時14分
  • 閲覧数 525
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

かなり以前からチラシだけ手にしていた作品が、やっと観れた。
すごい。お見事。まさにその一言しかない。
2010年にアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネート。
しかしこの現代芸術家ヴィック・ムニーズという人を存じ上げず、
彼が製作した「ピクチャーズ・オブ・ガベージ」も知らなかった。
ガベージ、つまりゴミを使って巨大アートを描いたのである。

そのゴミとは彼の故郷ブラジルのリオ・デ・ジャネイロ郊外にある
世界最大のゴミ処理場“ジャウジン・グラマーショ”にあった。
彼はここでリサイクル素材を集めては生活費を稼ぐゴミ収集人を
写真に撮り始める。彼らを素材に壮大なアートを仕上げる為だ。
ヴィックのアートそのものもすごいのだが、何より彼ら収集人の
極貧生活に驚かされる。すでに貧富の差が激しすぎて、彼らはもう
一生そこから抜け出せない。そんな境遇に生きる人々なのである。
ヴィックもそこそこ貧しい家の出だったらしい。アートで身を立てた
彼は故郷に戻り、彼らをモデルにアートを描きオークションに出品、
売上金は故郷への恩返しということで総て寄贈することを約束する。

ドキュメンタリーならではの生々しいやりとりも見られる。
貧しい暮らしから這い上がりたい一方で、この暮らしで十分だよと
答える収集人もいる。ロンドンに連れて行き、豊かな暮らしを見せ
たのち、また収集人に戻ってくれ。とは、あんまりじゃないか?と
同業者から苦言を呈されるヴィックが、それでも自分なら必ず行く!
と、力強く答えるところがすごい。暮らしを変えるためには、まず
自らの価値観を変えていくことが不可欠。と改めて考えさせられる。

この作品そのものがアート、といえる作品。
収集人たちのそれぞれの暮らしとその後の展開には涙が溢れる。

(どう生きるかを選べる境遇がいかに幸せか。頭を切り替えないと)

詳細評価

物語
配役
演出
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