2013年10月19日公開

危険なプロット

DANS LA MAISON/IN THE HOUSE

R15+1052013年10月19日公開
危険なプロット
3.8

/ 265

24%
40%
28%
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2%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(64件)


  • mas********

    2.0

    良くも悪くもフランス映画

    アマプラでは有料、Huluでは無料。Huluの無料期間が切れるまでにと思っていた「危険なプロット」と満を持して鑑賞した。 良くも悪くも「フランス映画」という感じだった。評価はまずまず高いので言うのを憚れるが、個人的には相当キツかった。途中寝てしまい中断、再開ということが2度。鑑賞するのに足掛け3日かかった。 「上質なサスペンス」「心理戦」「オシャレ」「度肝を抜かれるラスト」etc...。 最後まで観て、多くの玄人レビュアーさんがそう言いたくなる気持ちは薄っすらわかったが、いかんせん素人の自分には退屈過ぎた。 文才のある高校生が友人の家庭を小説にしていく内容なんだが、シーンは基本的にその友人の家庭内の描写と、指導する国語教師との会話のみ。現実とフィクションの境界線が曖昧なので、結構集中していないと置いていかれる(集中すると眠くなる)。 必死で食らいつけば、たしかに上質なサスペンスあり、心理戦もあることもわかる。映像はフランス映画らしくオシャレだった。ただ意味ありげなラストは、結局よくわからずじまいだった。 ラストの意味をどうしても知りたくて、いくつかネタバレ感想を参考にさせてもらったが、どなたの解釈もなんだかふんわりしている。それなのに、みなさん例外なく「素晴らしい」という評価。 なるほど。 この手のフランス映画は、何もかもを「理解」することが重要じゃない。理解しようと「感じること」それ自体が重要なのだ。絵画と同じだ。「わからない」というモヤモヤも含めて芸術なんだということが、この歳になって理解できた。 思った通りハードルが高いので、今後引き続きフランス映画は敬遠する。

  • ivo********

    3.0

    ネタバレ文芸作=のぞき趣味

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • 一人旅

    4.0

    文才生徒が書く最後の1ページは…

    フランソワ・オゾン監督作。 高校教師に指導された文才のある生徒が常軌を逸した行動を引き起こしていく姿を描いたサスペンス。 フランスの鬼才フランソワ・オゾン監督がスペイン人作家フアン・マヨルガの戯曲を映像化した、巧みな構成に基づいた“(官能的)サスペンス”の佳作。作家になる夢を諦めた国語の高校教師ジェルマンが、生徒クロードの書いた学友ラファと彼の両親を題材にした作文に惹き込まれ、彼の文才を伸ばすためマンツーマンで指導に当たるが、クロードはラファの美しい母エステルに対する欲望を膨らませていきやがて倫理に反する過激な行動をとっていく…というお話で、親友の母親に魅了された主人公の危険な行動に伴うスリルと、美しく慎ましい母親が放つ官能性にドキドキの止まらない作風となっています。 構成が巧みな作品で、クロードが教師ジェルマンに提出する作文の内容と、クロードが親友ラファの家で体験した出来事が同時的に重なりながら彼の口によって語られていきます。邦題「危険なプロット」の通りに、クロードの体験がそのまま彼の作文の1ページとなり、やがては最後の1ページが明らかにされるに至って映画全体のプロットが構築されていく仕組みです。ジェルマンはクロードと親友家族の関係性の変容を第三者的視点から傍観しますが、そうしたジェルマンのある意味無責任な立場は“クロードの作品(作文)の一部”に図らずも組み入れられることで劇的に転回するのです。つまりはジェルマンの中のフィクション(作文)と現実の境界の崩壊です。エステルに対してクロードが抱く欲望のように、ジェルマンもまたクロードの書く作文の続きが読みたいという欲望に駆られている。作文の“共犯者”でもあるジェルマンは、クロードの思惑によって驚愕の結末へと迎え入れられていくのです。 主演のエルンスト・ウンハウアーは謎めいた文才生徒を落ち着きを払って妙演していますし(風貌はどことなく若い頃のジャン=ピエール・レオ風)、彼を指導するファブリス・ルキーニは良い意味で平凡な教師役に徹しています。二人の関係性はまるで『ベニスに死す』(1971)の再現のようです。そしてクロードの欲望に翻弄されるヒロイン:エマニュエル・セニエ(ロマン・ポランスキー監督の妻)の放つ成熟した大人の色気に悩殺されます。

  • kih********

    3.0

    覗きを助けて、自分が覘かれるハメに。危険。

     本当にこれは“危険な”プロットだ。文学の授業のはずが、教師と生徒の、才能の利用か対立か、 “危険な”関係になる。生徒の創作を助けるつもりの悪事までやってしまう。  生徒の方では、職業作家になるつもりはない。単なる“覗き趣味”が発露しただけだが、先生の指導によって、危険なまでに行き過ぎてしまった。覗かれた家庭を辱しめる事態にまで発展。単なるゴシップ記者でしかない。  先生の指導の行き過ぎの結果、先生自身までも職業も家庭も失ってしまう。“危険な”生徒だった。  この一件は、生徒の危険因子によるものか、それとも先生が持っていた危険因子か。ひょっとしたら、文学というもの自体が“危険”なのではないか。覗き趣味だ。フィクションの文学であったとしても、それには実在の人間への洞察力が必要で、そのためには観察が不可欠で、それは基本的には『裏窓』からの覗きだ。  先生も生徒の覗きを支援し指導した(つもりであった)のだが、実は自分のことまで覗かれていた。ついには壊されてしまった。本当に“危険な”プロットだった。

  • fg9********

    3.0

    痛烈なしっぺ返しも待ち受けていた

     …あらすじは、解説のとおり。  かつては作家を目指していたジェルマン(ファブリス・ルキーニ)だったが、自分の才能の無さに見切りを付け、今は高校の国語教師として平凡に暮らしていた。  ある日、生徒たちに作文の宿題を出す。  どれもこれも作文とは言い難いお粗末な出来栄えだったが、一人だけ才能の片鱗を感じさせる生徒がいて、その作文が、~続く~となっていたので、添削指導しながら続きを書くように奨める。  しかし、その生徒クロード(エルンスト・ウインハウアー)は、実際に体験したものしか書けなかったので、同級生の数学の家庭教師を名目にその家庭に入り込み、その家族の一員たらんとする疑似生活を送り、物語の成り行きをジェルマンの指導、あるいは意見を交わしながら、登場人物のそれぞれの虚実の人生が描かれるというもの。  ジェルマンの妻役にクリスティン・スコット・トーマスが配されていてなんともお似合いの夫婦だったが、作文を通じてクロードを導いているつもりのジェルマンが、知らぬうちにクロウドに翻弄されていく様はなかなかブラック的なスリルがあり、痛烈なしっぺ返しも待ち受けていた。  ラストの、疲弊し切ったジェルマンとクロウドが公園のベンチに座り、マンションの区割りされたそれぞれの他人の家族を眺めるシーンは印象に残る。  外側から眺めているそれぞれの家族は虚でしかなく、実を知りたければ、その家族の真の一員にならなければならない、と思わせる一見の価値はある作品だった。

  • ris********

    3.0

    ネタバレ熟女好きの少年

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • なつ

    3.0

    ダッチワイフ、、、

    スイミングプールの監督と聞いて! 期待していたが、、ちょっと物足りなかった(T_T)というか、わかりづらかった。

  • oce********

    4.0

    続きはどうなるんだい

    冒頭から怪しい香り漂うオゾン監督作品。 国語教師のジェルマンが作文の宿題で目に付いたクロードの文章。 それはクラスメイトの家族の元で数学を教えるという文。 ジェルマンは才能を感じ、クロードに引き続き家庭教師を続けるように勧める。 友人とはいえ家庭の内部にまで深く関わっていくとどうなるか。 もちろんそこには何かが起こるに決まっているのだが、それは作文から現実世界へと波紋を広げていく。 ただし作文には事実もあれば当然脚色も入る。 その境界線が喜劇悲劇どちらにも振り切れるようになっているのが面白い。 いかにもオゾン好みの美少年が醸し出す空気。 いつのまにか夢を託す教師との関係性が逆転していく件などは「スイミング・プール」などを思い出す。 ラストに失われていない部分を喚起させる辺りも上手い作りだ。

  • low********

    5.0

    最高

    さすがフランソワオゾン、2回も観たけど、また引き込まれてしまった。 主人公の生徒の男の子がまた女性みたいで魅力的。やっぱり主人公はこうでなくっちゃ。 もう途中で話が現実だか作り話だか、何だか分からなくなり。最後は自分の奥さんにもそうなるか?ある意味家庭崩壊の話だな。それ程、この生徒には魅力があるんだろう。 またいい所で音楽が流れて、映画にのめり込んでしまう。フランソワオゾンさん、さすがだな。

  • arl********

    3.0

    配役は素晴らしい

    設定がとてもよくできていて面白い話でした。教師の奥さんの画廊の話などサイドストーリーも皮肉が効いていて笑わせてくれます。全ての俳優さんがドンピシャではまっていました。 しかし。肝心の「作文の話」が大して面白くない。あの話の続きを読みたいために職を失うような危険を冒すかなあ、ってところで無理。字幕では表現できないくらい文章がいいんだ、って話でもなさそうだ(映像はあるんだしね)。

  • gar********

    5.0

    ジワジワくる焦燥感

    主役の少年がはまり役ではないでしょうか。 とにかく光ってますね。 周囲の人たちの凡庸さというか、それもまた良いです。 少年の意図は何なのか、それを探りながら見ると面白いと思います。 講師役の視点になることですね。

  • ain********

    4.0

    斬新な描き方

    芸術的な事はよくわからない私でも、 芸術的な映画なんだなと感じました。 描き方も斬新で、色んな想像を 掻き立てられます。 ストーリーの中での 次はどうなっていくんだろうという展開は きっと観客者も同じ位ソワソワするでしょう。 なかなか面白い映画でした。

  • kps********

    5.0

    ネタバレフランスの知性を感じさせる作品

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • adb********

    5.0

    ネタバレこの作品の本当のテーマは?

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • じぇろにも

    4.0

    ネタバレ新しく赴任する教師

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • いやよセブン

    4.0

    事実は小説より?

    国語の高校教師はとても文才のある男子生徒に注目、小説を書かせ指導する。 生徒は数学家庭教師として友人宅に入り込み、その様子を小説にする。 教師からの指導でストーリーを考えるが、この一家で劇的なドラマを作り出そうとする。 教師もこれを知りながら止めることはしない。 「小説」にとり付かれた男二人の物語。

  • tos********

    4.0

    物書きは難しい。

    フランス語も、句読点で悩むとは思いませんでした。  原題は「家の中」だそうですが、絶妙な邦題に感心しました。作文が上手な学生と、それに引き込まれる先生。その様子に引き込まれる観客といったとこでしょうか。出演者の顔つきが、役の特徴に合っていて非常にわかりやすい映画でした。サスペンス?というよりコメディ?重からず、軽すぎず、いかにもフランスっぽい感じです。

  • dtm********

    4.0

    ネタバレ虚構と現実の混沌ぶりが見事

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • cinephile

    2.0

    パゾリーニなんて、とんでもない。

    オゾンの新作ということと予告が面白そうだったので かなり期待して見に行った。 オープニングは音も映像もキレキレで、 これ見に来てよかったーと期待満々で見始めた。 途中、先生演ずるファブリスルッキーニが生徒の日記の続きが読みた過ぎて 入り込みすぎて抜けられなくなってくるあたりがめちゃくちゃピークで、 面白い!これからどーなるんだろうと期待もピークになるが、 残念ながらそこからが大変イマイチで、緩やかに下り坂になっていく。。。 はあー??最後はそれかい??っていうオチ。 平凡な話の移行の仕方には、オゾンへの期待度が高すぎたせいか 正直がっかりした。 「焼け石に水」の方が数十倍面白かったし、映画としても素晴らしかった。 この映画に出ていた男の子、きれいな子だったかもしれないが 演技力が未熟なせいか、イマイチ怪しい魅力に欠ける。 それがあったら、ストーリーがこんなでも しょーもない結末も乗り越えられたかもしれない。 この映画にかけて、パソリーニの名前をちらほらかぶせてるのを見るが、 きっと「テオレマ」を比較に出しているのだろう。 しかしこう言っちゃなんだが、それはパゾリーニに大変失礼すぎると思います。

  • tks********

    4.0

    もう少し刺激強めでもいいかも

    現実と虚構が入り混じり、何が本当で何が作り話か分からなくなってくる。主人公の少年の狙いは何なのか、それともそもそも狙いなどはなく純粋な執筆なのだろうか。そんな事を考えさせられていると、あっという間にエンディングとなった。 もう少し刺激を強めにすれば、万人受けする作品になりそうだと感じた。

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